早野龍五のことを調べていたら、その上の世代の人脈に有馬朗人という人物がいた。
東大物理学科の大先輩で、東大総長、文科大臣などを歴任している。
こっちは原子力ムラの重鎮だ。
その人脈の関係で311の福一事故以後のこのような原子力ムラのヨゴレ仕事をやることになったのだろうか。
しかし、311以前に原子力ムラの住人であったことと、311後に原子力ムラに参入することはかなり違うと思うんだがな。
子供に給食で被曝させたり、ガラスバッジで被曝人体実験をするのは、イメージが悪すぎて鬼畜の所業にしか見えない。

ところで、早野龍五の経歴を調べていて今回初めて2001年に肺ガンを患って一部を摘出する手術を行っていたことに気づいた。
ここは興味深い。
ついこの間、早野龍五の仲間の御用学者の中川恵一が膀胱ガンになったことがわかった。
原子核や放射線の研究をしていたら通常人より大量に被曝して恐らくガンにかかりやすいのだろう。
この辺の事情を見ると、純粋に自身の立場の保身のための御用学者ということだけでなくて
人類の進歩に寄与する科学研究のためには誰もが多少の健康被害リスクを負うべきだという信念があるみたいだね。
俺はそんな信念は間違っていると思うが。
科学者個人が勝手にそういう信念を持って研究をやるのは問題ないが、直接関係のない人を巻き込んじゃダメだろう。