> 働 き 方 改 革 N E X T

「働き方改革」て、ワークライフバランス
とか、仕事と両立する対象が、日常生活や
出産・育児や介護だったような気がするが、
その「働き方改革」ですら、そういう本来
の主旨から逸脱させてまで、両立の対象に
「治療」を掲げて宣伝するようになるとは。

霞ヶ関の行動パターンからするとこの時期
来年度予算や補正予算で正規のルートでの
予算確保がまだ新たにできない段階なので
確保済の今年度予算を主旨を曲げ転用して
いるのか? それだけ「治療」への理解を
進めるのが焦眉の課題になっているのか?

あるいは、ブラック雇用環境の国でむしろ
気味が悪いくらいだった「働き方改革」。
それ自体が元々、国民的な健康状態悪化、
勤労可能人員の減少、勤労者の生産性低下
を見越した動きだったのか? 「治療」と
は、その本丸が姿を現しただけなのか?

紹介した車内広告のスローガンや見出しで
は「治療」とだけあって「がん」の文字は
慎重に避けられている。ただそれでは大衆
にピンと来ないので大衆向けのマンガ部分
で「がん」治療であることを一言だけ示す。
先週「ながら」に感じたのと同じ匂い>>432

マンガに(C)作者名も原作名もない不思議。
まあマンガの舞台が「■芝」とかいう電器
メーカーである時点で、そもそも「治療と
仕事の両立」が必要なこの現状を作り出し
た原因をゲロってるし、作者もムラ文化人
だと指摘されてるし…その連想を避けた?

ちなみに、会場の大手町の日経ホールは、
たった座席数610席の多機能ホールだぜ。
そのキャパなら、経済団体に加盟している
企業の役員・人事担当に限定してDMでも
送った方がいいのに。なぜ、マンガ入りで
都内・近郊のJRの車内広告に張りまくる?

恐らくこのイベントは話題づくりの発端に
する意図。当日夜のニュース以降マスゴミ
に報じさせ、冬休みに入り「治療の両立」
の話題を情報番組や紙面で宣伝。車内広告
で見た記憶と重なるようにしておき年末に
身内の病やタヒに触れてもヨクアルコトと洗脳済み。

つまり、この広告の主目的は通勤・通学の
勤労者・学生に「(がん)治療は日常風景」
と刷り込む…プロパガンダーーーゼット!