身近な他人の成功を一緒に喜ぶことができるか?そうではなくて嫉妬するか?
他者との関係を支配−被支配、より一般的に言えば序列をつけて見る人は
基本的に他人の成功を素直に喜ぶことはできない、と感じているはずである
他人の成功は、自分の序列を下げることに直結することだからである

では他人の成功を喜ぶのは、対人関係をどのようにとらえている場合か?
それは仲間だととらえている場合だろう
仲間の成功であれば、自分自身にとってもプラスであると素直に感じられる
現実には喜ぶか嫉妬するか二者択一ではなく、何割かずつ混ざっているのが人間だろう

神奈川県座間市アパートで見つかった9人の遺体、連続殺人事件の可能性が高そうだ
殺人というのは他人を支配する最後の手段とも言える
報道されている犯人の供述内容からは、逮捕されるまで犯人は自分自身の
衝動がどこからくるか理解しきれていない印象を受けた(金銭目的は論理的に矛盾している)

高速道路の危険運転も、何らかのきっかけで運転手を責めるような状況を体験し
その後は同じような状況を自ら求めたのではないか?
ささいなきっかけでも、最初の高揚感(精神的な報酬)を求めて言いがかりをつけてしまう
通常は理性で、こういった衝動は抑えられているが今の日本ではそれが弱まっているのだろう