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広野町の高野病院は原発事故後、ほかの医療機関が避難したあとも双葉郡唯一の病院として診療を続けてきましたが、
去年12月、当時ただ1人の常勤医だった院長が病院のとなりにあった自宅の火事で死亡し、一時、院長不在の状態になりました。
その後、東京の病院に勤めていた医師に続き、ことし4月には長野県などで勤務医や保健所の所長を務めてきた阿部好正医師が院長に就任しましたが、
県地域医療課によりますと、阿部院長は今月末で退職することを病院の高野己保理事長が明らかにしたということです。
後任は決まっておらず、再び院長が不在となる見通しだということです。
現在、病院の体制は常勤の医師が院長を含め2人、非常勤の医師が11人となっていて、病院と県は、後任の院長についてや診療に影響が出る場合は非常勤の医師を派遣するなど今後の対応を検討することにしています。