甲状腺がん疑い避難13市町村で多く 福島医大「詳細な解析を」:福島民友ニュース
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20171201-224488.php
 東京電力福島第1原発事故による健康影響を調べる「県民健康調査」の甲状腺検査評価部会が
30日、福島市で開かれた。県内全ての子どもを対象に行っている検査のうち2014(平成26)年度から
始まった2巡目で、がんやがんの疑いと診断された患者の地域別割合は、事故の避難区域に指
定された沿岸部などの13市町村が最も高いとの結果が報告された。
 ただ、検査主体の福島医大の担当者は「年齢や性別、検査間隔、年齢階級別の1次検査受診率など、
さまざまな要素を考慮する必要があり、今後解析方法を詳細に議論して評価しなければならない」と強調、
事故との因果関係について「現状での評価は難しい」との認識を示した。