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[小児甲状腺がんを追う]Bウクライナ最高権威に聞くチェルノブイリ「虚偽と真実」

がんの多発と原因。福島での議論は、すでにチェルノブイリで起こっていた

(一部抜粋)
現在日本では、甲状腺がんは過剰に検診するから見つかるのだとか、事故の放射能とは
関係ないという説が専門家から強く起こっている。こうした議論はチェルノブイリでも起こったという。
(中略)
広島と長崎、スリーマイル島やマーシャル諸島のデータを根拠に、多発はありえないと言いました。
(中略)
多発が明らかになった後も、それがスクリーニング効果によるもので、放射能に起因するものでは
ないとする学者たちと、放射能に起因するとする学者の間で、激しい意見の対立が続いた。
(中略)
IAEAがしぶしぶ事故との関連を認めざるを得なくなったのは、事故から10年後の96年のことである。

「そして2007年には、チェルノブイリ事故関係のすべてのデータが分析され、国連委員会の専門家
たちでさえ、唯一科学的に証明された事故の影響は、甲状腺がんであると結論付けています。