放射線管理区域について

『放射線管理区域ってなぁーに???』 を簡単に考えてみた。
http://ameblo.jp/kosumosu-rinrin/entry-11907290291.html#c12601194165

●「放射線管理区域」とは、放射性物質(石とか)や放射線を取り扱う(レントゲンとか)時に、その場所を示して、
働く人がなるべく被ばくしないように、他の人がむやみに入らないように 管理するように法律で決めた場所です。

●放射線管理区域は「線量が高い場所」「汚染されている場所」ではない。
放射線(量)を管理する場所です。
(レントゲン室は通常、高線量ではありません)

●ですから、事故が起きて放射性物質が拡散した状況では 適応されません。

●しかし、法律で 『3か月で1.3 mSvを超える恐れのある場所(1時間あたりに換算すると0.6μSv/h)』を「放射線管理区域とする」
が定義の一つとされているので、それを超えたら危険だからではないか?
と言われていますが

●結論から言うと「危険ではありません」
これは「1mSv/y基準があるけど1ミリを超えたら危険ということではない」と同様です。
(もっとも これも理解されていないことが少なくないけどww)

●「年間一ミリ」というのは 自然放射線量の半分ですし、
低線量被ばくで心配される「確率的影響(将来がんになる確率)」は、100mSv/y以下では考えにくいとされています。

●それぞれの基準は とてもとても厳しく設定してあります。
どの位かを例えると
『自動車の速度制限が時速600メートル位というレベル』(ふつうは時速60キロメートル)


【結論】
ポイント1・放射線管理区域を決めた法律は 現在の状況には 適応されない
ポイント2・現在の状況は 危険ではない
ポイント3・線量だけを取り上げて、福島や東京を「放射線管理区域だから避難すべき」というのは大間違い