闇夜を切り裂く赤い溶岩流!フエゴ山で噴火あいつぐ 中米グアテマラ 2017年08月22日 16時06分@ハザードラボ
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中米グアテマラでは今月18日未明、フエゴ山が噴火し、山頂上空300メートルまで溶岩が噴き上がるようすがふもとからも観測された。

噴火は21日現在も続いており、溶岩は火口から1400メートル下まで流出した。

グアテマラ国立火山・地震研究所(INSIVUMEH)と、同国防災機関(CONRED)によると、18日未明に始まったフエゴ山の噴火は、
その後も勢いを弱めることなく続いていて、21日までに発生した噴火の回数は8回にのぼった。

火山灰を含む噴煙は火口から6000メートル上空に立ち上り、風に運ばれて火口から北西へ50キロ近く離れたソロラまで到達するおそれがあるという。

また、度重なる噴火に伴って二本の溶岩が流れ出し、谷に沿って1400メートル下へ到達。現時点では避難勧告などは出されていないが、噴火活動は
今後しばらく続くおそれがあるとして、地元の防災当局が引き続き警戒にあたっている。

スペイン語で「炎」を意味するとおり、グアテマラで最も活発なフエゴ山は標高3763メートル。2002年以降は毎年のように噴火を続けており、先月にも
爆発的噴火が起こったばかりだ。


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中米グアテマラのフエゴ山では18日以来、噴火が相次いで発生している(Carlos Green)

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火口上空に噴き上がる溶岩が山肌を滑るように流出している(INSIVUMEH)

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20日昼間のフエゴ山。21日までに発生した噴火の回数は8回にのぼった(INSIVUMEH)