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被災者の思い
「私、ついこの間までとっても幸せでした」。
チェルノブイリ原発事故の処理に携わり、被ばくによって死亡した作業員の妻の言葉が胸に響いた。
夫は事故の半年後、住民が移住させられた村で電線を切る仕事をした。
2015年にノーベル文学賞を受賞したベラルーシの作家スベトラーナ・アレクシエービッチさんが昨年11月、来日した。
それを機に代表作「チェルノブイリの祈り」を手に取った。
原発事故の被災者の思いが、丹念にくみ取られている。
ふつうの生活が一瞬にして失われる悲しみとともに、その影響が子どもたちの世代へと続いていく恐ろしさが迫ってくる。
この本を読んだからなのか。
今月4日に行われた北海道電力泊原発(後志管内泊村)の原子力防災訓練に物足りなさを覚えた。
内閣府の審議官は訓練後、「国や道など何百人の関係者が一つの指揮命令系統の下、本来何をすべきか共通認識を持って行動したこと」が成果だと語った。
確かに大切なことではある。
しかし今回の訓練は、放射性物質の放出を想定しなかった。
あらゆる状況を想定し、問題点を洗い出すのが訓練の目的ではないか。
アレクシエービッチさんは03年に泊原発を訪れている。
その際、「チェルノブイリの事故は、あなたの国だから起きた。日本の原発は地震にも耐える設計だ」と聞いたという。
福島第1原発の事故はその8年後に起きた。
「安全神話」はもう過去の話である。
以上