小笠原諸島 西之島の火口周辺警報を解除 気象庁 2月14日 18時17分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170214/k10010876421000.html

4年前の秋からおよそ2年にわたって活発な噴火活動が続いてきた小笠原諸島の西之島について、気象庁は、「火口周辺に影響を及ぼす噴火の
兆候は認められなくなった」として、14日午後6時、火口周辺警報を解除しました。

小笠原諸島の父島の西およそ130キロにある西之島では、4年前の11月からおよそ2年にわたって活発な噴火活動が続き、島の大きさは、元の島の
およそ12倍に拡大しました。

気象庁によりますと、その後、おととし11月を最後に噴火は観測されず、地表面の温度は低下し、噴気や地震活動が低調になるなど、
火山活動が低下した状態が続いているということです。

このため、気象庁は「西之島では火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候は認められなくなった」として、14日午後6時、火口周辺警報を解除しました。

西之島では、去年の夏に警戒範囲が縮小されたことなどを受けて、去年10月、火山や野鳥の専門家、それに環境省の担当者などが上陸し、島の西側で
調査を行いました。

火口周辺警報が解除され警戒範囲がなくなったことから、専門家は、前回調査できなかったエリアなど、
今後範囲を広げて再び調査を行う方向で検討することにしています。