甲状腺がん「地域ごとの詳細なデータ分析が必要」と全摘の男性
http://bylines.news.yahoo.co.jp/masanoatsuko/20160823-00061397/

まさのあつこ | ジャーナリスト 2016年8月23日 20時47分配信

「まさか、自分がなるとは思っていなかった。」そう語った栃木県在住の男性は、
話をしていく中で、全摘をした甲状腺がん(乳頭がん)の手術跡を見せてくれた。

2011年4月以降、2015年3月まで10回程度、除染現場や中間貯蔵施設(大熊町)
の予定地を含めて福島県を出入りした。
マスクなどの防護策は一切行わず、先々で自分がいる空間の線量を測るなどの対応も
取らなかった。

通常の職場は東京だ。
汚染地図を広げて確認すると、居住地はさほど高い地域ではない。
近所を測定器で測り、ホットスポットとなっていないかどうかを確かめるようなことも全くせず、
隣近所で取れる地場産の野菜を気にせず食してきた。


2014年夏、医師である友人が、喉仏の下にもう一つ、喉仏のような出っ張りがあることに
「あれ?」と気づいてくれるまで、自分では気がつかなかった。
「それは甲状腺ではないか。見てもらった方がいい」と言われて、専門医を訪れた。