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2016年09月28日
歴史を紐解く! 韓国地震の次はいよいよM8南海トラフか(1)
http://wjn.jp/article/detail/4296197/
 恐ろしいのは、日本の地震と連動していることだ。
 「日本も韓国も、ユーラシアプレートの東端に位置しているので、互いに地震や火山噴火を誘発し合っても
何ら不思議はないと思います。例えば、869年に発生した貞観地震。大地震が相次いで起こる今の時代は、
あの頃と状況がよく似ているのです」(前出・木村氏)

 貞観地震では、三陸沖で推定M8.3の大きな揺れが発生し、地震と津波で1000人以上の死者という甚大な被害が出ている。
 サイエンスライターが言う。
 「この貞観地震が発生した前後に、最近数十年余りで発生した地震や火山噴火と同じ地域で地震が起きているんです。
貞観地震の5年前には、富士山の貞観大噴火も起きている。また、2年後の871年には鳥海山が噴火。
貞観地震の9年後の元慶2年(878年)には、M7.4の相模・武蔵地震が発生している。
さらに915年には、十和田火山の大噴火による火山灰が東北地方一円に及び、水田が灰に埋もれたという記録も残っているのです」

2016年09月27日
歴史を紐解く! 韓国地震の次はいよいよM8南海トラフか(2)
http://wjn.jp/article/detail/6840824/
 そして朝鮮半島に目を向けると、同じ時期、白頭山が大噴火したのである。そればかりか、『三国史記』によると、
貞観地震の1年後の870年から、韓国では地震が頻発する地震の活動期に入ったことが分かる。
また、1454年に東北地方を襲った地震による奥州津波のほぼ1カ月後、朝鮮半島南部で大地震が発生。
多数の圧死者が出たと『朝鮮王朝実録』に記されている。
 武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏が言う。
 「ここへ来て、何百年に一度という直下型の大地震がイタリアで発生したばかりです。
プレートに乗っているわけですから、まったく発生しないということはありませんからね。
隣国の韓国でも、この種の地震は何度となく繰り返された。
1945年前後には、多数の死者を出した東南海地震、南海地震が発生していますが、
こうした海洋型の巨大地震の前には、必ず直下型地震が起きている。
鳥取地震、北但馬地震などがそうです。韓国の地震も、そうした西日本の地震活動の一つと考えた方がいいかもしれません」

 日本と韓国の地殻の動きが連動するのは、地震学者の間では常識だという。
 加えて、70年前の終戦前後には、日本と韓国の明らかな連動地震があったという。
 「1944年にM7.9の昭和東南海地震が中部・東海地方を襲った。東海地域の軍需工場が壊滅的な打撃を受けたことを
隠匿するため軍部は箝口令を敷き、その全容は明らかではありません。その直後には、当時の朝鮮と満州国の国境付近で
M6.8の巨大地震が発生している。その後、地震はキャッチボールのように朝鮮半島から日本に戻り、
'46年、紀伊半島沖でM8.0の昭和南海地震が発生したのです。戦後の混乱で被害の全容はなかなか判明しなかったが、
連動の一例であることは間違いない」(前出・サイエンスライター)

 では、韓国内の大地震はどのような地震をもたらすのか。
 前出の島村氏は、「実例が少ないので断言はできないが、南海トラフ地震が最も心配と言えます。
確実に近付きつつあるということです」と言い、木村氏はこう語る。
 「伊豆・小笠原を震源域とした大地震が一番心配です。歴史を紐解くと、あそこを震源域とした慶長地震が津波地震として
知られている。どういうことかと言うと、南海トラフのプレート境界型地震ではなく、伊豆・小笠原海溝の一部を震源とした地震の発生です」