大分合同なかなか頑張ってるじゃないか。

■注目集める中央構造線 識者「注意が必要」 大分合同新聞
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/05/07/001639573
>【大分合同・愛媛伊方特別支局】熊本・大分地震で、西日本を横断する国内最大級の活断層「中央構造線断層帯」が注目されている。
震源は熊本の「布田川断層帯」「日奈久断層帯」を中心に、大分の「別府―万年山断層帯」へと波及したとみられ、その延長線上にあるのが中央構造線だからだ。
近くには再稼働が迫る四国電力伊方原発(愛媛県)も立地する。主な震源は別府市の地下で止まっており、さらに東へと波及する兆候はみられないが、識者は「もしも数カ月か数年の間に別府湾の方で活動が活発化すれば、注意が必要だ」と説明する。

>7千年の間に5回
「一連の地震は(断層の)右横ずれ。中央構造線系の活断層が動いたのは明らかだ」。別府湾などで海底の断層調査を手掛けてきた高知大学防災推進センターの岡村真特任教授(地震地質学)は、こう指摘した。
中央構造線断層帯は紀伊半島から四国の伊予灘へ続く長大な活断層。地質の境界線としての中央構造線はさらに東西に長く、西は伊予灘から別府湾、熊本、八代海へ抜ける。つまり熊本・大分地震は中央構造線の西端が動いたともいえる。

>中央構造線では、過去約7千年の間に少なくとも5回、大地震が起きたとされる。日本の南の海底では、フィリピン海プレートがユーラシアプレートへ斜めに沈み込んで押しており、そのストレスを解消するため、中央構造線が横ずれを繰り返してきたという。
最も新しい大地震が、別府湾を震源とする1596年の慶長豊後地震。数日間のうちに中央構造線に沿って伊予(愛媛県)、さらに伏見(京都府)でも地震が起きたという記録が残る。ただ、四国に関してはいつ動いたか、確定的には分かっていないという。
地震の繰り返しの歴史「地震履歴」を研究している高知大学理学部の松岡裕美准教授(地質学)は「400年前に(伊予が)動いたのなら連動したことになるだろうが、動いていなければ、エネルギーをため込んでいるかもしれない。
3千年くらいの幅でみれば必ず動くと言えるが、今の科学では、いつ、どのくらいの規模で動くかは分からない」と話す。

画像:中央構造線が動く仕組み
https://www.oita-press.co.jp/picture/viewer?itemid=58b7a9937e694988b15e14eefdbbe3a3&;pic=2