>>344-347
新生党、自民党などで衆院議員も務めた栗本慎一郎氏の
著書
『自民党の研究 あなたも、
この「集団」から逃れられない』

(光文社、1999年10月刊)


「自民党に見られる、権力に強く執着する姿勢への不満、
資金の不透明さへの批判、
官僚との癒着に対する嫌悪、
政治家個々人の私的欲望の追求への怒り、等々は、
いずれも自分たちのまわりにもあること、
もっといえば機会さえあれば
自分にも起こり得ることだと考えているからこそ
生まれる感情である。」

「日本的な社会に生きていれば、誰にでも起こり
得ることなのだ。」

一、
理念や政策を重視せず、
人と集団にかかわることをとくに重視する。

二、
人を評価し判断する基準は、
その人がいかなる集団のいかなる位置に属するかによる。


三、
世界でもっとも強力な官僚システムとの
癒着ともたれあいがある。

四、
リベラル的政策をイデオロギーとしては強く拒否する。
しかし、実際の政策として積極的に取り入れる。
(模倣、パクリ)

五、
外交政策も、理念や政策より、どの国と
どういう関係にあるか、
誰が熱心な推進者であるかが重視される。

六、
党内にある程度の数を持っていれば、
大変な力が持てる

七、
以上の六つに抵触さえしなければ、
活動や発言は驚くほど自由である。