(M男 カナダ生活4年目)

時間が過ぎるのは早い

あっという間に3年過ぎ4年目に入る、M男はDr.ハラスのラボに属することになった

ハラスはMDで研究をやっている、と言っても成果が出なく行き場を失いアメリカから来た

MDはカナダでは貴重なので、病院組織からは資金集め目的もあって、大事していたようだ

ハラスのラボでは常にメンバーが去って行った、別の理由を付けて出て行った人は悪い事は言われない

正直に活動してた人ほど、人格攻撃をされる

「周りとうまく付き合えない人」と言うのはハラスタイプのPIが良く言う、自分にとって都合の悪い「真面目で実直な人」にあたる

ある夜、アジア系大学院生がM男に電話して来た
今、弁護士事務所に居る、ハラスを訴えたいが大学院生としてプログラムから出てしまった、もう遅い、私の意見に賛同してくれるか、サインして欲しい文書がある

今から弁護士と一緒に行ってもいいか

ラボミーティングのたびに、くだらない実験をたくさん課し、土日にも実験やらされていた
PhDから外れたのも、他人の実験までやらされ、意味もない実験をやらされ、いつまで経っても先の見えないプロジェクトだったから

怒こるのも無理ない

ある、11月の水曜日の夜9時過ぎだった、その日も寒い夜だった

誰がサインしたかわからないように大学のコンプライアンスに提出する

のちにこんなのは全く機能していない組織だということも分かるが、多くの知っている人の名前が記載されていた、PhDの人たちだった