翌週には笹井氏も会見し、
「STAP細胞だと考えないと説明がつかないデータがある」
と小保方氏を擁護した。

しかし会見後まもなく、彼女のずさんな実験ノートや、早稲田大学大学院時代の博士論文でのコピペ、写真盗用が発覚。
ネイチャー論文上でSTAP現象が確認されたとするマウスが現実には違うマウスだったことも明らかになり、笹井氏の心は折れた。

「“これはもう無理だ”って。論文を撤回するしかないと言っていました。
あれだけの物的証拠を前にして、小保方さん、そしてSTAP現象自体に対する信頼が失われてしまったんです。
彼女は科学者としての基礎的な教育を受けてこなかった。それは否定できないことだと思うんです。
データの取り扱いとかプロセスの管理とか、“彼女はあまりにも問題がありすぎる”って、主人の失望は深かった」