住居侵入容疑で県職員逮捕
06月09日 21時28分

8日夜、盗撮を目的に山形市のアパートの通路に侵入したとして福島県職員の31歳の男が住居侵入の疑いで逮捕されました。

逮捕されたのは福島県南会津農林事務所の主事、佐久間直樹容疑者(31)です。
山形警察署によりますと佐久間主事は8日午後10時20分ごろ、山形市上桜田1丁目のアパート1階の共用部分の通路に侵入したとして住居侵入の疑いが持たれています。
このアパートの住人から「見慣れない人物が通路にいる」と通報を受けて駆けつけた警察が佐久間主事を見つけ警察署で事情をきいていましたが容疑を認めたため、9日朝に逮捕しました。
調べに対し「スマートフォンで室内を盗撮しようとアパートの通路に侵入した」と話しているということです。
警察は今後、スマートフォンに盗撮したデータがあるかなどについて詳しく調べることにしています。
逮捕を受けて、佐久間主事が勤務する県南会津農林事務所の大友勇雄所長などは、県庁で緊急の記者会見を開き、「職員が逮捕されたことはたいへん申し訳なく思っています」と陳謝しました。
県の説明によりますと佐久間主事は事件当日のきのうは休みで、私用で山形市を訪れていたということです。
また3年前にも郡山市のゲームセンターの女子トイレに侵入した疑いで逮捕され、停職6か月の懲戒処分になったことを明らかにしました。
その後、復職して、おととし4月からは南会津農林事務所の配属となり、勤務態度はまじめだったということです。
県は、今後、職員を派遣し、佐久間主事から直接、聞き取りを行うことにしています。
福島県南会津農林事務所の大友勇雄所長は、「同じ職員が2度にわたり逮捕されることになり県民の皆様には大変申し訳なく思っています。職員のコンプライアンスの徹底に努めていきます」と話しています。