君子必慎其独也,小人閑居為不善。

 君子は独りでいる時に必ず慎み深くするが,小人は他人の目がないと悪い事をする,これが正しい意味である。
そもそも,「閑」(原書では木ではなく月の入った字であるが,異字体と解釈しておく)というのは「閑散」の「閑」で,「余暇」の「暇」と同じである筈がない。
それをどこの誰が間違えたのか,誤った解釈がなされたのである。
 欲しがりません,勝つ迄は。二十四時間働けますか。このようにして,日本人は人生をつまらないものにしてきたのである。