千葉市は26日、飲酒運転で逮捕された青葉病院の看護師を免職に、同僚に暴力をふるった消防の救急隊員を
減給の懲戒処分にしたと発表しました。免職の処分を受けたのは、市立青葉病院の36歳の男性看護師です。
 千葉市病院局によりますと、男性看護師は5月24日、病院近くの居酒屋で職場の仲間とビールや日本酒などを
飲んだ後、自分の車を運転し、帰宅する途中の四街道市の市道で縁石や樹木に衝突する事故を起こし、酒気帯び
運転の疑いで逮捕されました。男性看護師は「自身の軽率な行動や認識の甘さで周囲に多大な迷惑をかけてしまっ
たことを深くお詫びします」と話しているということです。

  一方、千葉市消防局もパワーハラスメント行為をした中央消防署の37歳の男性消防士長と若葉消防署の41歳の
男性消防司令補をいずれも減給5か月の懲戒処分にしました。
 消防士長と消防司令補は去年5月からことし5月までに、それぞれ所属する救急隊の20代の男性隊員に対し出動
した火災現場などで殴るなどの暴力を振るったということです。消防士長と消防司令補はいずれも20代の隊員を指導
する立場にあり、「申し訳ないことをした」などと述べて反省しているということです。

 相次ぐ不祥事を受け、千葉市消防局はことし4月からハラスメントの撲滅を誓う書類提出などの再発防止策を実施
していました。千葉市消防局は、「組織をあげて不祥事防止の取組みを強化している中で市民の信頼に背く行為で深く
お詫び申し上げます」と陳謝しました