【太陽活動】

太陽活動は静穏でした。
太陽面でBクラスの小さな活動が数回発生しました。

STEREO探査機の極端紫外線画像(EUVI)によると、
北半球低緯度にあるやや明るい領域が新たに太陽面の東端から回り込みつつあります。
前述のBクラスフレアはこの領域で発生しました。
この領域は、概ね静穏な状態にあると推測されます。

8日6時UT現在、太陽面上に目立った活動領域はありません。
引き続き今後1日間、太陽活動は静穏な状態が予想されます。

■過去3日間に大きなフレアの発生はありませんでした。



【地磁気活動】

地磁気活動は静穏でした。
太陽風速度はやや高速な440km/sから高速な520km/sの間で推移しました。
この間、磁場強度は弱い4nT前後で推移しました。

SDO衛星の極端紫外線画像(AIA211)によると、今後の地磁気に大きな影響がありそうなコロナホールはありません。

SOHO探査機の太陽コロナ画像(LASCO)とSTEREO探査機の太陽コロナ画像(COR)によると、
今後の地磁気に大きな影響を与えるCME(コロナ質量放出)は新たに観測されていません。
また、5日2時UT頃に発生したCMEの影響が9日から10日にかけて到来し、地磁気がやや乱れる可能性があります。

引き続き今後1日間、地磁気活動は静穏な状態が予想されます。