京都市が市バス運行を委託する京都バスの元嘱託社員が運賃を盗んだ疑いで逮捕された事件で、市交通局は25日、元社員が勤務していた錦林出張所(左京区)で保管されていた運賃の売上金に、約1億3900万円の不足金があったことを明らかにした。
市は、遅延損害金を含む約1億5300万円を同社に賠償請求し、全額の支払いを受けた。
元社員は、錦林出張所で市バス運賃の売上金約25万円を盗んだとして7月に川端署に逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けた。
市によると、元社員逮捕後、運賃を一時保管している同出張所と、運賃を集約する料金センターの売上金データを照合したところ、