秋田県 去年も「全国最低の出生率」「全国で最も高い死亡率」
2020年6月6日 NHK秋田
生まれた人が少なく、死亡した人が多い。
秋田県は、去年、人口に占める割合で「出生率」が27年連続で全国で最も低かった一方で、「死亡率」が10年連続で最も高かったことが、厚生労働省のまとめでわかりました。
厚生労働省が今月3日に公表した去年の人口動態統計によりますと、県内で生まれた子どもの数は前の年より164人少ない4335人でした。
人口1000人あたりの生まれた子どもの数を示す「出生率」は4.6と前の年を0.1ポイント下回り、平成7年以降、27年連続で全国で最も低くなりました。
一方、県内で死亡した人は前の年より640人多い1万6019人で、人口1000人あたりの死者数を示す「死亡率」は17.0と、平成24年以降10年連続で全国で最も高くなりました。
これにより、人口減少が加速していることが浮き彫りとなりました。
県は「出生率」の低下に歯止めをかけるため、企業などと連携して女性が働きやすい職場づくりや、子育てがしやすい環境づくりを進めていきたいとしています。