「ヒトラー、動機正しくても駄目」=麻生氏が再び問題発言
2017年08月29日20時41分

麻生太郎副総理兼財務相は29日、自らが率いる自民党麻生派の研修会で行った講演で、
「(政治は)結果が大事だ。何百万人殺したヒトラーは、やっぱりいくら動機が正しくても駄目だ」と述べた。
ナチス・ドイツによるユダヤ人虐殺の「動機は正しい」と擁護したとも受け取れる発言で、野党などから批判が上がりそうだ。
 
麻生氏の発言は、所属議員に政治家の心構えを説く中で出た。ヒトラーへの言及に続き、
「国民に確たる結果を残して初めて名政治家だったと言われる。人がいいだけでやれるような職業じゃない」と語った。
 麻生氏は2013年に講演で「ドイツのワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かなかった。
あの手口に学んだらどうかね」と発言して批判を浴び、撤回している。