公務員の給与カットを叫ぶ前に国民は自身の愚かさ
に気がつくべきではありませんか。
なぜ国民は平然と公務員の給与カットを叫ぶのですか。
自らの責任を顧みずに。

 最近、「公務員の給与をカットせよ」との声を
よく聞きます。
 しかし、ここまで公務員の数・人件費が増加はしたのは、
国民の福祉要求の増大が最大の原因ではないですか。
 例えば、「失業した。失業手当を出せ!」―それを
処理する公務員と予算が必要となる。
「仕事が少ない。公共事業を増やせ!」―それを
処理する公務員と予算が必要となる。
  「子供ができた。子供手当をよこせ!」―それを
処理する公務員と予算が必要となる。
  このように、無限の連鎖は続いていきます。

 現在行政も人件費を削減し新規雇用を抑制しており、
公務員数・人件費も着実に減少していますが、
根本的に公務員の数を減らし人件費を削減するためには、
結局、国民が福祉に対する要求水準を下げれば済む話です。

 例えば、国民が国会議員を通じ、立法により国民年金
制度を廃止すれば、担当する公務員は不要となり、
公務員の数も予算も減少するでしょう。
国民健康保険も同様に廃止すれば、公務員の数も予算も
減少するでしょう。
これらは諸外国で必ずしも実施しているわけではないのですから。