30歳代の宇都宮市職員の男性が、インターネットの会員制交流サイト「フェイスブック」に「宇都宮市役所」と称した
ページを市に無断で開設し、市の公式ホームページ(HP)上から勝手にカクテルの写真などを転載したり、市の施策など
にリンクできるようにしていたことが14日、わかった。

 市議らが公式なページと勘違いし、コメントを寄せるなどしていた。

 職員は市に対し、「市をPRしたいと思い、気軽な気持ちで作った」などと説明。市は「市民に誤解を与えた」として、
厳重注意などの処分を検討している。

 市広報広聴課によると、男性職員は昨年4月21日に開設。14日午後7時時点では、市の公式HPに掲載していたと
みられる市章、カクテルや新公共交通システムを説明するパンフレット、市の広報紙「広報うつのみや」など少なくとも
二十数点の画像を転載していたほか、市の公式HPの新着情報へのリンクがはられていたという。職員自身の個人的な日記
のような文章があったが、市としての意見を述べた記述は確認されなかったという。今月11日に問い合わせがあった。
市人事課によると、市は、市職員としての発言の規制を設ける規定は特に設けていないという。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120614-OYT1T01643.htm