321:名無しさん@3周年 :2012/05/03(木) 12:58:55.54 ID:fzHD54sp
受験エリートである官僚は、国民を有象無象と思っている。
国民に選ばれた政治家は有象無象の代表だから、国家運営は彼らになど任せられるものではなく、
それは自分達(官僚)の務めだと考えている。
これは、鈴木宗男事件で生け贄になった元外務官僚の佐藤優がよく言うことだ。
代議士(民選議員)による政治は表向きのこととし、実際にはそれが機能しないよう、
いろいろな策略を張り巡らしているのが官僚だ。

国家の監視者であるところの国民、という近代民主主義的観点から見れば、
政党助成金制度自体、国民の自由な政治活動に対する国家管理権の増大を意味する。
弱小政党はこれを受けられないわけだし、自由で公平な政治活動を阻むものでもある。
いずれにしろ、政治機能の弱体化を目論む官僚が主導した悪法と言える。
小沢事件でしばしば語られた資金管理団体による不動産取得についても、
以前はそれが認められていたが、2007年に禁止された。このようなことも同様である。

国民の信任を得たわけでもなく、顔も出さず、責任も取らず、権力を増大させている官僚。
国民から選ばれ、顔を出し、責任を取らされる政治家は、次第に力を失いつつある。

国民に選ばれたことを忘れた、あるいはそもそもそのつもりのないダメな政治家が多数ではある。
だが、自らの代表の力を低下させるよう望むのは愚かなこと。官僚の思う壷だ。
国家の反国民的な勢力に対し、充分に戦える力を与えるべきである。