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安倍氏、河井夫妻への1億5000万円「近く党本部が説明」 二階氏が担うとの見解も
6/16(水) 15:49配信
中国新聞デジタル

衆院本会議場を後にする安倍前首相(中央)

 2019年参院選広島選挙区を舞台にした大規模買収事件で当選無効となった河井案里元参院議員の陣営に公示前、自民党本部が1億5千万円を提供した問題を巡り、当時党総裁だった安倍晋三前首相(山口4区)は16日、「近々、党本部が説明しますから。幹部が整理をしているから、皆が納得するように」と話した。衆院本会議後、院内で中国新聞の取材に答えた。

【動画】安倍氏も選挙応援に入った案里氏、政治家としての歩み

 案里氏と夫で元衆院議員の克行被告(公選法違反罪で公判中)の政党支部の関係書類が検察当局に押収されていることを改めて指摘し、「資料がちゃんと戻ってきてから(党本部が)示せばいい」と話した。説明は二階俊博幹事長が担うとの見解も示した。

 安倍氏は19年の参院選当時、地元山口の秘書団を広島選挙区に送り込むなど熱心に案里氏を応援した。1億5千万円の提供を巡っては、ことし5月に二階氏から最終責任者として名指しされた。

 二階氏の発言についての見解を問うと「いきなり言われても答えない」とかわし、「嫌がらせの質問が一番よくない」と続けた。

 昨年9月に首相を退く前、国会答弁や記者会見で「政党本部から支部への政治資金の移転は何ら問題がない。そうした党務は執行部に任せている」と強調。「当局が捜査する。われわれは何かを調べる立場にない」と話していた。