人手不足の業界で明暗
競争激しい外食 人件費転嫁難しく/「寡占」陸運大手 配送料金上げ浸透
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 背景には市場占有率などの差がある。「陸運は寡占的な状況で値上げがしやすい半面、外食や小売りは供給過剰気味で
価格転嫁の壁が高い」と大和総研の熊谷亮丸チーフエコノミストは指摘する。
 外食や小売業界は省人・省力化を進めるほかない状況だ。日本マクドナルドホールディングスは全店の7割にあたる約2000店
で注文と受け取りを分けたカウンターを設置。従業員1人当たりの生産性が上がり、18年12月期は売上高営業利益率が過去最高
に迫った。
 ローソンは経験の浅い従業員にも使いやすい自動釣り銭機能の付いた新型レジを全1万4千店に導入する。こうした変革を
いかに大胆に進められるかが、外食や小売企業の今後の競争力を左右する大きな要因となる。