「永遠の賃上げ」が最強の経済政策である理由
「毎年5%アップを強制する」政策が必要だ
デービッド・アトキンソン : 小西美術工藝社社長
ttps://toyokeizai.net/articles/-/258650
 計算上、日本経済を継続的に1%成長させるには、日本人の最低賃金を毎年4〜6%、継続的に上げる必要があります。
これを実現することができたら、日本にはこれまでとは違うまったく新しい時代が訪れます。そうなってこそ、ようやく失われた
25年からの脱却が果たせるのです。

 国が主導し、賃上げ政策を実現させれば、税収が増え、年金と医療の問題も次第に解決されます。また、国の借金問題も
解決に向かい、少子化問題も解決されます。同時に、女性活躍も進むことでしょう。

 最後に、「最低賃金を上げるべきだ」と言うと、必ず「韓国では最低賃金を上げた結果、雇用と経済に悪影響を及ぼした」
という批判の声が上がります。この比較がいかに不適切かも、後の連載で明らかにしていこうと思います。