2018.7.9 08:00【アメリカを読む】
「28歳・移民系・女性」が重鎮破る大番狂わせ NY民主党予備選で「反エリート」台風
https://www.sankei.com/premium/news/180709/prm1807090002-n1.html
誰もが予想していなかった偉業を成し遂げ、「政界のロックスター」(米紙ニューヨーク・タイムズ)と
全国区で注目を浴びるコルテスさん。CNNテレビの取材に、「若者や英語を母語としない人、
ワーキングクラス、仕事を2つかけもちしていて忙しすぎて投票に行けないような人々の心に届くよ
う心がけた」と選挙戦を振り返った。
 約2分間の選挙活動のPRビデオでは、「私のような女性は選挙に出ないと思われている。私は、
裕福な家庭や有力者の家庭に生まれなかった」と始まる。
https://www.sankei.com/premium/news/180709/prm1807090002-n2.html
米メディアによると、14選挙区は1980年代には白人が多数派だったが、現在はヒスパニック系
が5割近くを占める。アジア系は約17%と増える半面、白人は約23%に減っている。米紙ワシ
ントン・ポストによると、サービス業に従事する人の割合が全米の選挙区で5番目に多く、平均通
勤時間の長さでも7番目になるという。
 コルテスさんはPRビデオで、収入は上がらない一方で、家賃は高くなり、健康保険のサービス
は悪化しているとワーキングクラスの窮状を訴え、「この選挙は人々とお金の戦いだ。民主党員
でも同じではない。企業からお金を集め、この地に住まず、同じ水道水を飲んでいない人は
、私たちの代表ではない」とし、バージニア州に居を構えるというクローリー氏を批判。クローリー
氏はワシントンでの公務を理由に、2回の候補者討論会を欠席したことも響いた。