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〔特集〕人口の通説を疑え 外国人 既に労働力が維持される増加ペース=河野龍太郎
エコノミスト 第96巻 第18号 通巻4549号 2018.5.8
ttp://mikke.g-search.jp/QENM/2018/20180508/QENM20180508se1086087001051000c.html
ttps://www.weekly-economist.com/2018050108contents/
 外国人労働の急増を見て、筆者が抱えていた疑問の一つが解消された。それは、賃金上昇の遅れである。
     …(略)…
 外国人労働の弾力的な供給増が、非正規を中心に賃金上昇圧力を吸収しているということなのだろう。
だからインフレ上昇も遅れているのかもしれない。供給ショックで、物価上昇率と失業率との負の相関関係を
示すフィリップスカーブの左方シフトが生じている可能性がある。
     …(略)…
 今後も外国人労働は増加が予想される。…(略)…増加ペースは、今後の内外の経済状況や政府の外国人
労働政策に大きく左右されるが、仮に最近の年20万人前後の増加が続くと、どうなるか。
 内閣府は、生産年齢人口が減少するため、仮に高齢者や女性の労働参加の改善が続いても、就業者数は
2020年の6381万人から2030年は6169万人まで212万人減少するとしている。しかし、この間も外国人労働が
年20万人のペースで増加すれば、計算の上では、就業者の減少は避けられる。
 この時、外国人労働は、現在の3.0倍の390万人程度となり、全就業者に占める割合は6%強まで増加する。
2割以上が外国人という業種も現れるかもしれない。
(続く)