今回の北に対する核廃棄交渉ともダブってくるが、イランを追い込んで
パキスタンのような核保有国にしてしまうより国際社会の監視下で平和利用
に限定し簡単に核保有できないようにした方がマシというのが欧米の思惑だ
った。 イランとしてもウラン濃縮自体が許せないという話からその権利が
認められ制裁も撤廃されることで歓迎している。
 が、歴史的な過ちだと猛反発しているのがイスラエルで彼らはイランが核開発能力を持つこと自体に反対している。 イランと宗派や民族上の対立のあるサウジも同意権だ。 大使館移転問題と並びトラの親イスラエル政策とも見えるが国際社会の思惑
と裏腹にイラン核合意は将来の中東大戦争に発展するリスクも大きい。 イスラエルはこれでイランが核保有を放棄すると信じるほどナイーブな国ではなく米の国会承認阻止に向けロビー活動を始めていたわけでトラもその動きに呼応したチュウコト。