●「高句麗」化する北朝鮮:北朝鮮による対中国牽制(夷を以て夷を制す)は可能か? 2017年11月13日

北朝鮮の核問題は、いまだに解決の目途が立っていない。
(略)
現実的な解決の選択肢は、次の二つしかないだろう。

北朝鮮に対して武力攻撃を行なって、核ミサイルを無力化する。

もしくは、北朝鮮の核を容認した上で、米本土への攻撃を可能にするICBMの凍結、並びに中東への
核ミサイル技術拡散の抑制などと引き換えに、制裁を緩和する。

前者がソウルや東京を犠牲にするリスクを負っている以上、とり得る選択肢は後者しかあるまい。
もっとも後者は、日本が常時北朝鮮の核ミサイルの標的にされることを意味するだけに、日本の
世論は受け容れ難いだろう。

しかし筆者は、ここであえて逆転の発想につながる仮説について検討することにしたい。
事実上核保有国として認められ「軍事大国」となった北朝鮮が、中国を牽制する存在になり得る、
すなわち日本にとっては、まさに夷を以て夷を制することが起こり得る、という仮説についてである。

そしてその仮説を検討するに当たっては、朝鮮半島の歴史を参照することにしたい。
>>2-10に続く ソース全文は http://www.huffingtonpost.jp/tetsuo-shibata/north-korea-goguryeo_a_23274076/