漁獲枠の制限を設ける事もできずに乱獲してマグロやウナギを絶滅寸前に追い込んで日本の食文化
を日本人自らの手で消滅寸前に追い込んでるし是正する対策が必要だ。

日本の漁業従事者は、ピーク時の100万人が、現在は20万人を割りこみ、さらに減少を続けている。
平均年齢は60歳を超えた。漁業者の平均所得は、200万円程度。水産業を維持するための補助金は、
年間1400億円。TPP交渉では補助金を止めろと言う米豪との摩擦となっている。

日本でも漁獲量規制は行っているが、これが問題である。
1998年からTAC(total allowable catch総漁獲可能量)制度を導入している。しかし、資源の保
全のためには、TACは生物学的許容漁獲量(ABC=Allowable Biological Catch)より下に設定し
なければならない。
だが、なんと日本では生物学的許容漁獲量の2倍、3倍のTACを設定していた。さらに最近ではABC
が過大に設定されている。