テーミス 2014年10月号
・徳田虎雄‐グループ拡大へ突進の「事情」‐自身の難病や親族の有罪に耐え病院や介護施設の新設へ
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 医療法人「徳洲会グループ」の公職選挙法違反事件の捜査が終結した。グループ創始者の徳田虎雄
前理事長(元衆院議員・76歳)について、東京地検特捜部は「不起訴」処分とした。日本最大の民間医療
機関の行方は今後、どうなるのか――。

米国に潰されたとの「陰謀論」

 徳田氏を知る政界事情通が語る。
「虎雄氏の強引な手法は問題だらけだったが、ああでもしなければ医師会の強固な壁は破れなかった。
また今後、TPPが日本の医療分野に参入すれば、紹介がなければ高い初診料を取られる時代がやって
くる。実は徳洲会病院が狙われた背後に米国の影もあるという」