【国際】英外務省、ロシアの北方領土領有の根拠「ヤルタ密約」に疑念 ロシアの北方四島不法占拠が濃厚に[12/05]
http://mint.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1480928320/276-279
SAPIO 2016年3月号
・ 日本を動かしたスパイ 第一回 北方領土をソ連に渡した男 アルジャー・ヒス/有馬哲夫
https://www.shogakukan.co.jp/magazines/1409703116
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 ところが、1990年代にソ連側の機密文書などに基づきKGBなどの研究が進められた結果、実際にヒスは1930年代に
ソ連側にリクルートされたスパイだったことが分かった。…

 ヒスは国務省内で順調に出世し、1944年には国務省特殊政治問題局長になり、翌年の2月に
開催されたヤルタ会議の準備を担当した。米国はよりにもよってソ連のスパイに戦後秩序を決める
首脳会談を取り仕切らせてしまったのだ。…

 ヒスは北方四島にかかわる密約の協議においてなにをしたのだろうか。「ヤルタ極東密約」、つまり、対日参戦と引き換えに
ソ連に南樺太、千島列島、満州での利権を与える約束は、会議前年の1944年の12月14日にモスクワでヨシフ・スターリンと
駐ソ米国大使アヴェレル・ハリマンの間で協議され、翌日に文書化されていた。
これに対し米国務省内部から、「北方四島は歴史的にも住民の居住実態からも北海道の一部とみなし、
ソ連に引き渡す範囲から除くべき」とする異論が出された。それは12月28日にルーズヴェルト大統領に対する
勧告書としてまとめられた。