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2017/7/10
「民主主義の平等、信頼失う」 ビル・エモット氏に聞く
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGU09H0A_Q7A710C1000000/
 欧米の政治体制が揺れている。英誌エコノミスト元編集長のビル・エモット氏に、英国の欧州連合(EU)離脱の行方や
各国でポピュリズム(大衆迎合主義)が強まる背景を聞いた。
 ――6月8日の総選挙でメイ首相の保守党が過半数割れするなど、英政局の迷走が止まりません。EU離脱はどうなるでしょうか。
 「状況はEU離脱を決めた一年前よりもはるかに不透明になった。底流には2008年の金融危機から約10年たっても
いまだに強い不平等感がある。…

 ――西洋が築き上げてきた自由民主主義の体制は保たれるでしょうか。
 「終わることはないが、長い眠りにつく恐れがある。世界恐慌などが引き金となりファシズムが席巻した1920年代から第2次世界大戦
が終わる45年まで、民主主義はおよそ20年以上も姿を消した。今享受している民主主義を当たり前のものと思ってはいけない」