ソラリスの海によるステーションへの訪問者再生は不完全です。
これは、クリス=ケルビンの妻ハリーにも当てはまる。
ボタンのない服など。
サルトリウスは、再生されたハリーを単なるコピーであり人間
ではない!と主張します(科学的に正しい)。
しかし、ケルビンは再生ハリーを「彼女」と認めます。
その反応(受け入れる態度)を再生ハリーは高く評価するのです。
たしか、「人減として誠意のあることだ」とかなんとか。
サルトリウスに「小人」が訪問したのは、彼の他の人間への
姿勢(考え方)について、それにふさわしいとソラリスの海が
考えて作り上げたのかもしれません。この映画では、小人=怪物
と設定されているのかもしれません。今では受け入れられない
設定ですが。(しれません:が続きますねw)
「ストーカー」のゾーンと同じような機能です。
その人の「本質」にふさわしいものを現出させるという。
それを認めて受け入れるかどうか?迫られるという。
いやな存在です。
スナウトへの訪問者は映像では表現されませんでしたね。
なんだったのでしょうか?ポルターガイストのようなもので、
姿形はなかったのかもしれません。
サイバネティクスの学者の彼には、姿形がないものが
ソラリスの海によって提示されるのは皮肉です。

でも、サルトリウス役のアナトリー・ソロニーツィン
よかったですね。うまい。
https://i.imgur.com/6L0S5e8.jpg