怠惰はまだ死んでなかったろ?まあじき死ぬから入れてもいいが。
ミルズの嫁の死は、嫉妬の罪はジョン・ドウのものだから辻褄が合わない。
嫉妬はいい嫁と家庭を持ったミルズに対するもので、なのに嫁を殺すのは
罪を犯したとする他の被害者とは動機の点で整合性が取れていない。
憤怒の罪を犯すであろうミルズの受ける罰をあらかじめ用意したというなら
それ相応の説明がなきゃなあ。
ジョン・ドウが犯行の計画を立てる際に、事件を担当する刑事が、どういう人物に
なるのかまで、あらかじめ分かっていなかったら成り立たないような犯行なので、
途中から首をひねりながら観ていたが、殺された人数さえ7ならそれでいいと
いうのは、映画の作り手だけの話ではないか?
「氷の微笑」同様、原作の無いオリジナル脚本らしく、穴がある。