白黒映画は古臭いからつまらないとか言われたけど [無断転載禁止]©2ch.net
正直作品による。
「なんだよメチャクチャ面白いじゃん!」てのと「本当につまらなかった」のと。つうか見まくっているうちに慣れたというか。
ちなみに見せられた中で特に面白かったのは「情婦」「十二人の怒れる男」「白熱」「穴」「教授と美女」。
他にもオススメあったら教えてください。お願いします 無防備都市
白黒映画というとフィルムノアールやサスペンスでないとダメなんかね
ブーべの恋人とか禁じられた恋の島とかある夜の出来事とか恋愛ものは? その当時の恋愛物は、時代的にカラーで撮れればカラーで撮ったんじゃないかと思える程度の
作品だが、「ブーべの恋人」のような戦時下のドラマや、戦後も戦争の傷跡が世相に暗い影を
落とすドラマ(「かくも長き不在」など)には、モノクロの映像が似つかわしいように思う。
戦後の復興と共に社会に明るさが戻ってくる時期と重なって、カラー映像が画面に華やかさを
醸し出す作品が続々現れるようになったようなイメージがある。あくまでもイメージであって、
例えば「ひまわり」のような作品は、カラーで撮らなけりゃ意味が無い訳ですが。 >>256
ホラー映画の傑作とか。こういう種類の作品にも「古典」があるんだ (笑)
>>255
ヒッチコックの好みに合ったようだ。
ヒッチはブロンドで、ヤセ型、知的な雰囲気の女優が気にいったようで。
エヴァ・マリ・セントも当てはまる。
グレース・ケリー、ジョーン・フォンテインもまさに。 「鳥」、「マーニー」のティッピ・ヘドレンも似たタイプでヒッチコックは本気で迫った
モデルあがりで実績のないヒッチコックが引き上げた女優だけに迫りやすかっただろう
彼女の控室へ乗り込んだりしてセクハラ、パワハラの限りをつくした
マーニーの撮影が終わるとその後の活躍の場を奪われてもよいと、逃げた >>260
ありゃりゃ、ヒッチコックはゾンビよりこわい、怖い怪物だったの? (爆笑)
女優さんの伝記なんかを読むと、ハリウッドのプロデユーサたちによるパワハラ、
セクハラはかなり過激だったようよ。
スタッフ関係者もプロデユーサのパワハラによるイジメには泣かされたようよ。
ヒッチは制作者じゃないけど、俳優たちにはけっこう怖い存在だったのね。 好みの女を使うということ
それでもグレース・ケリーには手を出せないので勃起しただけだった
(ティッピにそうしゃべっている) >>257
アルジェの戦い
これも無防備都市と同じ系統
白黒ならではで、記録映画との混同を始めから意図してるのか、意識せずにそうなってしまったものか
遠い子孫がシンドラーのリスト >>263
「アルジェの戦い」
記録映画風でありながら、やはりフィクション
ラストの語りが印象的でした >>258
納得
「逢びき」もカラーで撮りたかったかも知れないですね 大アマゾンの半魚人
眩い日差しの大空から水面下奥深くに繋がる深淵なる白黒諧調
美女の肢体を取り巻く水着から滴り落ちる水滴が3Dの情報量を伴って下半身を刺激する 大アマゾンの半魚人は某ブログで絶賛されていたから見たい映画だ
フランケンシュタインも白黒で芸術的だよね
って思うのはミツバチのささやき見た刷り込みかな
しかしカリガリ博士や狂気の一頁なんか、ドイツ表現主義みたいな作品は、白黒だから
いいって気がする。カラーでやったら品がなくなりそうだ エヴァ・マリー・セイントはブロンドなのでカラーの方が映える
女優さんだとジャンヌ・モローとかキャラが濃い人が良いね
自分的な好みではトリュフォーの「突然炎のごとく」のモローが歌う「つむじ風」が最高 ジャンヌ・モローなら「死刑台のエレベーター」、ファーストカットの唇が強烈 >>267
>>268
アマゾン河をもぐる美女に扮するジュリア・アダムスは水着美人です。 白黒はアメリカよりヨーロッパ映画に軍配が上がると思う 今だとつまらなく見えてしまうかもしれないが
やっぱキャロル・リード「第三の男」は名作中の名作と思う
光と影の演出は白黒だからこそ活きる 女だけの都を見ました
セットと衣裳が素晴らしい
祭りの準備に忙しい様は正にブリューゲルやヒエロニムス・ボスの絵のままが映像で再現されており感激した
撮影年代的に白黒しか仕方ないのだが、カラーで観たかったと思う
登場人物にはブリューゲルと言う名の画家まで登場する
昨年、ブリューゲル展を観て、ブリューゲル父子の作品のみならず、ヒエロニムス・ボスの代表作も含めフランドル地方の絵画や歴史の知見を得たばかりであったので余計に嬉しくなった
主演の女優の演技もまた素晴らしい
ラストシーンの表情は余韻が残るほど 先月亡くなった菅井きんは白黒のほうが生えますね。
高峰三枝子も、花井蘭子、入江たか子、田中絹代も。 >>261
ヒッチは身勝手で子供みたいな男だった。奥さんが上手に監視していたので、
なんとか晩年まで大きなトラブルも起こさずに済んだ。
キャストも主役級が自分の好みでないと、必ず悪評した。特に上映後の評判が
芳しくないと出演者が悪かったなどと弁解。まぁ、悪いキャラクターだった。
だから、名作を数多く残せたとも言える。 ヒッチコックの映画って監督より脚本家の手柄だと思う >>274
273です 失礼いたしました。 自分も白黒の中で第三の男は最も好きな映画です
アメリカ映画でした。 >>278
脚本はヒッチも口をはさんでいるんじゃないのか?
現在、ヒッチ映画で評価の上位にランクされているのは、
「めまい」、「サイコ」、「鳥」、「裏窓」、「見知らぬ乗客」など。
特に「めまい」の評価は高いね。
で、ヒッチも満足していたようだが、当初はキム・ノヴァクの出演は気にいらない
と言っていたらしい。結果はキムの出演が大きなプラス要素でもあった。
ヒッチはヴェラ・マイルズが好みで、何本かの彼の映画にも出演したが、この人は
地味過ぎて女優としては大成しなかったな。 ヒッチの好みで女優を選んでいたら、興行は成り立たない。
オードリーヘップバーンを彼は望んだそうだ。でも彼女は拒否。
彼の映画は嫌いだったからだそうだ。 町山智浩氏の映画塾だが、 第三の男 の解説なかなか面白い >>278
では、監督は何をするのか?
脚本にも口を出すだろ?
映画監督とは、建設業の現場監督みたいなものかいね? >>283
監督によるとしか言い様がない、脚本にバンバン口出すのもいれば
それこそ現場監督みたく設計図=脚本通りに仕上げるだけって監督もいる
まあヒッチは脚本に口を出すというより、自分の用意した企画とイメージを元に
脚本を他人に書かせるって感じで、気に食わなければ何度でもリテイクさせる
小津安二郎も同じで、まず自分の発想ありきで他人に本を書かせる
どちらも”脚本”としてはクレジットされてないが事実上の脚本共同制作者で、
ストーリー原案者といった感じ
(二人とも初期監督作には”脚本”としてもクレジット入れられていたのも共通してる) ただスミス夫妻とレベッカだけは別
前者は友人の持ってきたシナリオでヒッチコックは一切関わっておらず、
それを勝手にいじるのは義理を欠くって事でシナリオに忠実に撮った
後者は原作小説をかなり変えて自分のアイデアを沢山入れた脚本を
ライターに書かせたが、プロデューサーにその脚本を没にされ、
原作に忠実なシナリオにしろと厳命され仕方なくそうした
(というかシナリオ製作からヒッチとヒッチ子飼いのライターが外された)
この二作はヒッチも現場監督に徹して撮ったといっていい 訂正。小津は脚本のクレジットに自分も入れてるねw
(脚本家を一番にして常に自分は二番手クレジットにしているが)
むしろヒッチコックに近いのは溝口かな
時には撮影現場に脚本家を呼び寄せてその場で直させたりしたらしい へぇ・・・監督さんって偉いんだね。
才能ないと映画の出来に影響を左右するんだ。
山本嘉次郎、黒沢明、市川崑、溝口なんか作品に決定的な役割を
担っていたんだろう。 大きく予算がかけられないTVドラマだと脚本がキモで、倉本聰、山田太一、向田邦子、
早坂暁、市川森一など大物揃いだが、演出者の名前なんか誰も覚えてなかったりする
でしょ。同様に昔の2本立てプログラムピクチャー時代の量産体制を請け負っていた
監督も職人に徹していて潔かったが、鈴木清順だの加藤泰だの悪目立ちする連中が
出てきて、またそれを安易に褒めそやすヒョーロンカがいるものだから、業界全体が
おかしくなった。二人とも大物扱いされて金のかかった映画が撮れるようになったら
メッキが剥げたけどねw やっぱ脚本メインの監督といえば、脚本家出身で全ての作品の脚本にも関わっているビリー・ワイルダーでしょう。 >TVドラマだと脚本がキモで、倉本聰、山田太一、向田邦子、
>早坂暁、市川森一など大物揃いだが、演出者の名前なんか誰も覚えてなかったりする
たしかに >>289
脚本が書ける監督こそが、本当の映画作家と言えますでしょうね。
脚本は縁の下の力持ちみたいな役割かもしれないけれど。
ワイルダーの映画が面白いのはそこかもしれない。 でもワイルダーって単独脚本作はひとつもないんだよな
むしろ他人の書いた脚本を土台に脚色する才能に長けてたんじゃないだろか?
実際ワイルダーとずっとコンビ組んでたI・A・L・ダイアモンドの
単独脚本作を観ると、やっぱりワイルダー映画にティストが似てるんだが、
ワイルダー映画よりは華が無くて少し地味な感じ
ついでに黒澤明もそうだと思う
最近亡くなった橋本忍も、自分や菊島隆三が第一稿を書き、それを叩き台にして、
黒澤さんと自分らが直して完成させるやり方がベストだったって言ってたし
「生きものの記録」以降、叩き台の第一稿なしで最初から黒澤が脚本製作に
関わるようになってから質が落ちたとも言ってる ビリーワイルダー監督の情婦を観ました
いやあ、もう面白かった
終盤のどんでん返しに次ぐどんでん返し
マレーネデイトリッヒの演技の迫力ったらありゃしない
ワイルダー監督の職人芸の小技の連続が法廷劇を全く退屈させずに終盤まで見事に引っ張ってくれました、見事です
大変な満足感が残りました 「情婦」で感動したらおなじワイルダーの「サンセット大通り」、
それが面白かったら「イブの総て」や「何がジェーンに起こったか」が僕的には一貫した流れだなあ
そしてシメにカラーの「八月の鯨」を見ると
まあもう観てるかもしれないけど
あるいは「悪魔のような女」とかだろうか 未見だけど気になっているのは「キッスで殺せ」や「雨の午後の降霊祭」おもしろいだろうか
むしろ昔の白黒映画のほうが、心理的にえぐいのが多い印象
「召使」「欲望という名の電車」「カビリアの夜」「回転」「バニー・レークは行方不明」
時代も場所もばらばらだけど、心理描写には長けてると感じるわ
皆さんのベスト教えてください このスレのおかげで「情婦」「イブの総て」から始まって「ブーべの恋人」「かくも長き不在」
「第17捕虜収容所」「北北西に進路を取れ」「遠すぎた橋」「無防備都市」「波止場」
あとデシーカ、フェリーニ と、優れた映画を沢山見る事ができ感謝です
中でもお気に入りは「第三の男」 何度見てもぞくっとするしオーソンウエルズは
たかが10分くらいしか画面に出てないのにあの存在感は凄い
海外特派員、ウンベルトD、失われた週末 は未見 >>294
アドレスありがとうございます
「何がジェーンに起こったか」と「悪魔のような女」はまだ観てなかったので、近々観てみます シドニー・ルメット「未知への飛行」を今見たところ
63年の作品だけど面白かったよ
コンピューターの誤動作による核の危機、悪化していく状況とそれを防ごうとする会話劇
当然というか、ほぼ室内の撮影だから余計ライティングにこだわってるな
あと、ルメットは緊迫した状況での会話劇がうまい
「12人の怒れる男」「セルピコ」とだけでなくここでもそれが発揮されているなぁ ワイルダーは個人的には「サンセット大通り」か「第十七捕虜収容所」がベストと思う
が「お熱いのが好き」や「麗しのサブリナ」も見ておいて損はない
「情婦」はダメだね
わざとらしいどんでん返しが鼻につく 「情婦」はラストのチャールズ・ロートンがしらけきった顔でめがねいじってるところがグッド 俺は
アパートの鍵貸します
恋人よ帰れ!わが胸に
フロント・ページ
かな >>300
>>301
ドンデンの繰り返しは、ちょっと興ざめなところがあるが、この映画が
好きなのは、雰囲気だね。
特にキャストについてだけ言うと、ディードリッヒ、チャールス・ロートン、
タイロン・パワーなどの懐かしい名優たちの共演だ。
戦前、1950年代までの映画を多く観た人なら、同様な感想をもつだろう。 あまり知られていないのだと
ロバート・シオドマク監督「らせん階段」がヒッチを思わせる影を使ったサスペンスで秀逸
見る機会があったら見て損はない
夜に見るといいかもね レベッカ観たけど面白かったな
戦前の映画で字幕、なのにストーリーはスルスルと頭に入ってくるし、
ヒッチコックのサスペンスで引きまくる語り口が上手くて
最後まで目を離せなかった
ワイルダーは普通のシーンでも隙あらばギャグを仕掛けるが、
ヒッチは隙あらばサスペンス=緊張感を仕掛けるなと再確認
でも正直、裏窓、めまい、鳥あたりは冗長で退屈な部分も
結構あると思ったんだが、レベッカはそんな事なかった
こっちの方が緊迫感のあるシーンは少ないのに >>305
たしかに、戦前と戦後4,5年ぐらいまでのヒッチの作品は隙がない。
「バルカン超特急」「疑惑の影」「海外特派員」「レベッカ」「断崖」
など、若い時代の名作は手に汗握るシーンの連続です。
カラー作品になって、「泥棒成金」から だんだん「遊び」の要素が
目立つようになった。「裏窓」「めまい」「北北西に・・・」「鳥」
「知りすぎた男」も どれも非常に傑作ですけれど、意識的に「遊び」を
取り入れてますね。
大家の風格というのかな・・・
自ら「遊び」を楽しみ、観客もそれに応えて楽しんでいるような風です。
「サイコ」だけは、少し違いましたけれどね。 >>306
映画としては確かに後期の方がいろんな要素盛りだくさんで、
豊かな感じなんだけどね
でも40年代の、とにかく観客をハラハラドキドキさせたい!っていう
飢えてがっつく感じのような若きヒッチの方が好きかもしれない
サイコはテレビのヒッチコック劇場のような手法で撮ったって言ってたな
だからテレビ的なスピード感があって昔のようなキレが戻ってる
それでももう一度観たらマリオンがモーテルに着くまでの
序盤がちょっとテンポ遅いかなって思った
二度目でストーリーを知ってるのが大きいんだろうけど 「東への道」を観ました
「八月の鯨」のあのキュートなおばあちゃんか!とようやくつながりました
リリアンギッシュ、可憐でした
なるほどあんな素敵なおばあちゃんになるはずだ
「東への道」自体も無声映画ながら、映画文法は既に確立されていて、何ら違和感なく観ることができました
リリアンギッシュのクローズアップは逆光を使用して髪を輝かせて効果をあげたり、野外ロケも美しい夕闇も色を感じれる撮影です
割れた川氷に流されるシーンは特撮もないのに良く撮れたものです
むしろ良くできてると感嘆してしまいました
ストーリーはいまでは陳腐なのかも知れませんが、それでも観いって感情移入してしまう現代に劣らぬクオリティ
お笑い小ネタも織り交ぜて!終盤の手に汗握る危機一髪
そしてラストの3組の結婚式の大団円
そこでもほろりとさせ、最後にクスリとさせる、参りました
東への道というタイトル
Way Down Eastが原題
東の意味が良くわからないかったので
辞書をくると、Down Eastは映画の舞台のメイン州ニューイングランド地方のこと
つまりニューイングランドのある物語という意味あいなのかなと思いました >>294
「サンセット大通り」は殺害された人物が語り出すという、とんでもない
設定だったな。プールで遺体で浮いている人が語り手だ。
ま、クリスティーの「アクロイド殺し」のように語り手が犯人なんていう
ダマしよりは抵抗ないが、でも、びっくりした。 東への道が出てきたので、購入したものの未見だった散りゆく花を観賞
今から99年前の映画
ストーリーはもうシンプルすぎるほどシンプルだけど、色々なものがつまってるね
暴力、弱いものの悲しさ、いたわり、純真な献身、復讐、死を悼むこと
それらが印象的に夢のように美しく撮影されている
白人が中国人仏教徒の役をやっているからか、抽象化された仏教徒のイメージが
ファンタジックだったな
この映画で映画が「第八芸術」として認識されたということだけど、さもあらん
カメラはすべて固定。パンもドリーもクローズアップさえもない。
でもある程度の制約が活きて芸術を高めることもあるんじゃないかな 黒白映画は水墨画みたいなもの、
映像がもたらす詩的な世界の拡がりが異次元世界への想像力を掻き立てる
のですね。
これが謎めいたサスペンス物語にぴったりなんですよ。
1930年代から50年代にかけて、トーキー以降の多くのフィルムノワールは
現在になって観ると、幽玄とも言える映像に魅かれますね。 シベールの日曜日なんか湖のシーンが多くてまさに水墨画という感じだったな
冬のいてついた空気がスクリーンから伝わってくるようだった 水墨画と言えば「水の話」
トリュフォーがパリ大洪水時に即興演技で何のコンセプトも無いまま撮りためたスケッチを
ゴダールが編集して話を作った
何度も何度も迂回して、ようやくエッフェル塔に到着した時が、映画のラスト。
画だけじゃなくストーリーも水墨画的だった。 「ハスラー」も好きな映画
シリアスな話ながら、ジャッキー・グリーソンがカッコいい
ビリヤードシーンの爽快感もたまらない ハスラーとサイコはそれぞれ続編がカラーだったり制作年度も割りと近かったね。 「赤ちゃん教育」を観ました
いやー面白かったー、腹抱えて笑いました
「フィラデルフィア物語」も観ましたが、同じ出演者でも数倍面白い
キャサリンヘップバーンの魅力が最大限に発揮された傑作だと思います
台詞脚本のこなれ方が半端ない
またそれをみごとにものとして演技していて素晴らしい
ケーリーグラントもめぐり逢いとか北北西に進路をとれとかシャレードみたいなスカした大物然としたおじさんでなく、こんなコメディ出来るんだというのも驚きでした
ところで原題のBring Up Baby はベイビーを連れて来てでストレートなんですが
なんで邦題が赤ちゃん教育になったのか謎
きっと豹のベイビーとキャサリンヘップバーンを掛けてるんでしょうけど
教育は彼女が真面目で固すぎるハドソン博士をくだけた人格に教育するって意味合いなのでしょうか?
ともかく見事なスクリューボールコメディ=ドタドタラブコメでした グラントはむしろコメディに秀作多いよ
「毒薬と老嬢」「新婚道中記」「ヒズガールフライデー」「モンキービジネス」・・ 「毒薬と老嬢」って映画ありましたね ・・覚えていないけど ケーリー・グラントはヒッチコックの「断崖」の夫役も好演でした、
彼の場合、何でもこなせる人ではなかった、だからスターに
なれた。 ヒッチとグラントの組み合わせでは
「汚名」が深みがあって名作だと思います
バーグマンもいいし、見て損はない ちょっとマイナーかもだけど、「希望の降る街」も味わい深いよ
陰謀によって死刑判決を受ける脱獄犯にケイリーグラント
ディテールにコメディ要素を孕みながら、自身の冤罪を晴らしていく
なかなか見ごたえのあるサスペンスです >>320
「汚名」ってマザコンの旦那が出るスパイ映画だったかな? >>310
散り行く花、観ました
同感です、素晴らしい映画でした ヴィスコンティって家族の肖像や山猫は恥ずかしながらピンと来なかったんだけど、
初期の「揺れる大地」傑作だなぁ
漁民の苦しみや失意、ささやかな希望、そして誇りが伝わってくるようだった >>320
「汚名」はスパイ映画で名作ですね。
敵国スパイと結婚した女性がバーグマンの役、その女性に色仕掛けで近付く
ケーリー・クランド。
夫の秘密を探るように仕向けられた女性は、指示に従って行動するうちに
夫とその母親に怪しまれて感付かれてしまう。
それからがサスペンス。
女性が、敵の秘密の部屋で、いろいろ探っているうちに感付かれて殺され
そうになる。
色仕掛けで敵側を陥れるのは、実際に日本でも起きたことで、あの世界では
よく起きるようだ。女が仕掛けるハニートラップはマスコミで話題になる。
映画でも「北北西に・・・・」もそうだった。 俺的に汚名はサスペンス仕立てのロマンス映画。
本来グラントはやらせたくないし、バーグマンはやりたくない仕事を相手の為だと思いすすめて行き、段々深みにはまって行く展開が見所。 「三つ数えろ」
ボギーとバコール、コンビの名作サ・・。
この映画はストーリイを追うのがやっとやっとだった。それで初見は
さっぱりわからない、けど面白い作品と認めた。
ということで、2回目を観た。けど、まだわからない。3回以降
何回か日を置いて観たな。
要するに、そんな映画だったった。
あれがどうなった? とか考えている暇がない。アクションが先にあって
突っ走ってから、ありゃぁどうなんだ?と考える映画は多いが、これなど
その最たるものだ。 原作の「大いなる眠り」自体が、複数の短編の寄せ集めで
割と複雑な内容だからねぇ 第17〜、やっと見た。面白かったわー。
また機会があれば見たいのは「巴里の空の下セーヌは流れる」。
おとぎ話のようなものかと思って見ていたら、けっこうサスペンスタッチで冷酷さもある。
クラッシュ(サンドラブロックとかが出てるほう)を見たときこれを思い出した。 嫌だと言う人も多いと思うが
チャップリンの「殺人狂時代」
これも名作と思う
チャップリンの演技の上手さとO・ウェルズの脚本
素晴らしい作品だと思う >>331
才人オーソン・ウェルズは原案だよ
(映画の肝となる名台詞のこと)
脚本は無論、なんでもこなすチャップリン本人さ
でも、名作であることには賛同しますよ チャップリンもすごいパントマイマーだけど、
バスターキートンのアクション・スタントは今見てもすごい!
映画史的には20年代のサイレント期に映像表現・技術は成熟したということだけど、
アクションもこれほどすごい、眼を奪われるわ!
https://www.youtube.com/watch?v=frYIj2FGmMA >>334
補足
できたら背景音を消して鑑賞してほしい
最近のカット割りまくり、カメラ振り回しすぎのカメラワークがいかに無駄が多いかよくわかるよ >>317
「ヒズガールフライデー」観ました
いや〜。面白かった〜!
ケイリーグラントの軽妙なギャグ連発ぶりと、そのうまさにビックリでした
でもどっちかというとこの映画は女記者役のロザリンド・ラッセルの主演ですね
彼女の演技も素晴らしくて、ケイリーグラントとの丁々発止は火花が飛ぶようでした >334
ジャッキーチェンの原点だよね。
キートンやロイドのはモノクロでフィルムの回転速度が微妙に違うから余計にリアルに見える。
最後の腹の中に飛び込む合成はすごいな。 >>332
オーソン・ウェルズの脚本だと思い込んでた
ご指摘ありがとうございます Amazonプライムで、市民ケーン、第3の男、シェーン、荒野の決闘、駅馬車を連続鑑賞。
どれも素晴らしかった。
Amazonはポロっとこういう旧作が紛れ込んでくるから意外とあなどれない。 >>309
当初は死体安置所に何体かの遺体が寝かされていて、
一人一人が死ぬときの悲劇を順々に語るというオープニングだったらしいな。
試写会で、面白いけど長いし本編と関係ないよね?と指摘され、プールに浮くシーンを撮り直したそうだ。 >>341
モルグの複数の死体が語り始めるというのは、アイデアとしては
非常に面白いね。
「サンセット大通り」とは別に、そういう内容の映画を創ればまた
話題になっただろうに。 シベールの日曜日が国立シネマアーカイブで10/10に上映。
白黒の美しさを堪能したい方はぜひ ウディアレンの「マンハッタン」で夜のNY界隈をデートするシーンは、色が付いてないのに街灯やビルの窓の灯りが本当に美しい。
摩天楼は昼も夜もモノクロでこそ、本物の華やかさが描かれるように思う。 キートンといえば、「ザフォール/落下の王国」のオープニングのモノクロ部分はカッコよかったなあ。
その後は派手なカラー映像が続いてそっちも凄いんだけど、だからこそ冒頭のモノクロが余計に引き立ってる。
でなんでキートンかというと、これってファンタジー映画のように扱われてるけど、行き着く先はモノクロ時代のスタントマンへの賞賛なんだよね。
これ見たあとはキートンのようなアクションコメディが更に愛おしくなってくる。 ウィリアム・ワイラー「女相続人」
こえぇ〜すごいわこれ
何気なく借りたけど演技がすごい
シンプルな話を通して人間の変容をサスペンスタッチで演出
ラストはホラーだ >>347
ワイラーの「女相続人」、
淀川長治はこの映画を高く評価した。
ラストのシーンを、例の口癖のセリフで「怖いですね〜、怖いですね〜」
たしかに、怖い幕切れだな。 >>347
女相続人を演じたオリヴィア・デ・ハヴィランド、
私見では,彼女のベストだ。
婚期をいっした、平凡な寂しい女性の哀しみと憤りを
抑えた演技で全身に漲らせていた。
ヒロイン役になり切っていたな。 オリヴィア・デ・ハヴィランド、映画の前半では今の言葉でいわゆる「ボッチ」
ウォールフラワーなんだよね。それが後半は・・・
実年齢30過ぎで、かなりの好キャスト
見る人のためにストーリーには触れないけど、カラーだけど「泳ぐ人」に通じる怖さだった
推理ものじゃない心理サスペンス
ワイラーの映画これからも観よう この時期のワイラーは次々と傑作を作ったね。
彼の才能の源泉って何だったのだろう? 昔、ハリウッド全盛時代は名匠と呼ばれる監督がいた、
彼らのほとんどの作品は黒白映画だ、
1980年代以降は名匠は消えた。 一人の極めて才能のある
監督さんの魅力ある作品が生まれていない、ということ。 フォードやヒッチコックやワイルダーと違ってワイラーはジャンルにこだわらず名作を作った マーチン・ブレストなんかジャンルにこだわらず名作撮った気がするけど、
なんかでラズベリー賞とって消えてしまったね ワイラーのwikiのぞいてみたけど、いつからパンフォーカスの開発者が
グレッグ・トーランドになったんだ G・キューカーも映画史に残る名監督と思うが
カラーの方が良い
ワイルダーはモノクロがいい