0721無名画座@リバイバル上映中
2016/10/04(火) 15:39:44.86ID:WI3htv/9昨日1を見てから続けて今日見ると微妙だな
白バイ警官軍団も悪くはないんだけれど、やっぱりサソリにはインパクトで負ける
演出では意図的に顔を映さないようにしているシーンが多いけれどこれは目の表情が
狂気を演出していた1とは対照的
スコルピオってのはもう目付きだけで狂った人間であるということが伝わってくるからね
そして彼のやってることは無差別殺人だから、もしアイツが現実にいたら自分も被害者になるかもしれない
という恐怖が見る人の心に植えつけられるわけだ
そしてだからこそ組織に嫌われながらも必死に捜査するハリーに感情移入できる
それに比べると2の敵連中は狂気が足りないしカタギの人間にとっては彼らは恐怖の対象になりえない
白バイ達のやってることはせいぜい劣化ポールカージーか中村主水といったところであの手の独善的な断罪系キャラ自体
斬新性もないからインパクトにも欠けている
いっそああいうシナリオにするなら敵は白バイじゃなくて1でサソリに殺された娘の父親とかにすべきだった
まず冒頭、前作で描かれなかったサソリによる少女殺害シーンを生々しく描きその後、娘を奪われた父親が狂気に走る描写を入れる
そして父親はサソリに復讐を誓うがそのサソリはキャラハンが始末してしまう
復讐の相手を失った父はその狂気を秘めたままやり場のない気持ちを違う犯罪者たちにぶつけていく
一方スコルピオ殺害後、一旦は辞職を決意したキャラハンであったが新たに発生した連続殺人事件の背後に
かつて対峙した凶悪犯の被害者遺族が絡んでることを察知すると辞職を撤回、悲しい負の連鎖を断ち切るべく
独自に行動を始めるとね
こういうシナリオなら1の続編を強調できるし1でバッジを捨てたはずのキャラハンが刑事を続ける理由にもなる
そして出来ればこの犯人役はチャールズ・ブロンソンがいいね
これまで銃はおろか人に暴力を奮った経験一つ無い温厚な男が娘を奪われた怒りと悲しみから
復讐心と断罪に目覚め銃を手に取る、そして男が選んだ銃はよりによってM29リボルバー
70年代のサンフランシスコを舞台に二つの44マグナムが対峙する
どうよ?