>>35
当時のアメリカでは衝撃だったんだよ。あの悪魔払い実行の判断を医師や脳神経や精神病理の
博士達が、精神病の治療のひとつとして行う。
ここが当時のアメリカ人には衝撃的だった。
(人道的には受け入れられる愛有る行為だが、自分たちの信仰の一部を裏切る事になるから)

日本人には昔から、この善意のある風習を知っていたから(松本清張や横溝正史とかの本からでも)
?となる人は多かった。
ただ、今の若い日本人には、昔の村集落コミュニティの成文化されない社会規範を
知らないからストーリー的には面白がれるかもね。
狐憑きも、拝み屋さんとか、座敷牢とか、暗いイメージを持ちつつも
心の病気の人間と、その家族の心の包摂の為、インチキ心霊治療や、インチキ心霊理論も
大人達は皆、インチキだと分かりつつも、それをしてあげる愛がある。全てを飲み込むコミュニティがあった。

長文ごめん。この映画の怖さは先ず、そのような最前と思える解決策を呈示して
(熱心なカトリック信者には不愉快)実際には「お前ほんまに悪魔やんけ!」となる流れ
ここでね、カトリック信者は「信仰を試されてる」と思える人と
「悪魔はやっぱりいたんだ!うれしい!、、、あれ?私はカトリック教徒なのに人の不幸を喜んでる???」

ここが一番面白い所なんだよ。