イレイザーヘッド
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'76年米
監督、脚本、美術、編集:デビッド・リンチ
5年の歳月をかけて製作された傑作。ミッド・ナイト・カルトの最右翼。
この映画のスレが2CHに無いというのが、不思議。
なんでもいいから、語れ。
>>50
最初のところは、「顔のない眼」(ジョルジョ・フランジュ)を連想してしまった。
(数日前の新聞で、顔の全皮膚を「交換」した手術が成功したことが報じられていた!!)
ところで、オレだけの持論だが、この映画(イレイザーヘッド)に、
あまり、「意味」なんて考えないほうが、いいと思うよ。
この映画は、リンチの頭の中の「支離滅裂な悪夢」さ。
オレたちも夜、よく見る夢同様、支離滅裂さ。そこに「意味」を無理にみつけようとすると、
それは精神神経科か深層心理学科の医者の領域になってくる・・・ 確かに解釈を拒否する作品てのはあるし、リンチ作品の多くがそうだろう。
しかし、これもまた一種の病気なんだろうけど、観る側には見た物を言葉にしたいという欲望がある。
つまり「支離滅裂な悪夢」を支離滅裂のままにしておく事って難しいんだよ。
リンチはそういった観客の心理操作に長けている、と言ってもいいのかもしれない。
夢の中の悪夢をここまで映像化出来たリンチはすごい
大半の人は寝ちゃうけど
そりゃ他人の夢だからね 町山智浩とかは実はリンチ映画は意味があると言ってるけど
「マルホランド・ドライブ」の真相にたどり着くための10のヒントとか
「インランド・エンパイア」のプロモーションで言ってた
「チーズがなければインランド・エンパイアは無かった」
とか明らかにわざと意味不明な事を言って
映画を観る人に意味を推理させて楽しんでるよね
マルホランド・ドライブは元々ミステリ作品の謎の部分だけ作るのが意図らしいし
ツインピークスも結構思い付きで作ってて大して意味無かったと言われてるね
エイゼンシュタインが確立したモンタージュ理論の映画技法だと
カットを繋げる事で無関係なものに意味を与える事だから
映画が誕生して100年以上経った今
誰でも映画の観方を知ってるのを利用して
本当に意味のないカットを繋げる事で観てる人間が意味を考えてしまうのを利用した
だまし絵(本当に騙してるが)的な映画がリンチ映画なんじゃなかろうか >>53 >>55 は参考になる意見だと思うよ。ただ、>>55 について。
>誰でも映画の観方を知ってるのを利用して
>本当に意味のないカットを繋げる事で観てる人間が意味を考えてしまうのを利用した
>だまし絵(本当に騙してるが)的な映画がリンチ映画なんじゃなかろうか
↑についてだが、この映画に関する限り、『だまし絵』というより、>>4 でオレが書いたように、
この映画は、リンチ自身の「画集」として、オレは観ている。映画という名の『リンチ画像集』としてね。
通常の画家の画像集に「一貫した物語」が無いように、この映画の『リンチ画像集』にも、
通常の意味での物語は存在していないのは、むしろ当然な気がするな。
(通常の意味での物語り、という意味は、起承転結ってやつがあるフツーの映画のこと)
勿論、映画は、所詮、観客のものだから、各自が、どのような「解釈」しても構わないのは言うまでもないが。
ともかく、この映画は、いっぷう変わった、面白い映画だよ。 ラジエータの少女結局何者だったんだ
あそこまで不気味なのもなかなかないぞ 「悪魔の首飾り」の、あの少女の裏返しだったりして・・・ 「悪魔の首飾り」と聴いたら黙ってはいられん。
といっても特にないが。 もう他のスレに書いちゃったもーん。
いや、他愛も無い文章すよ。
>たわまりたい
ナイスキャグ。 悪魔の首飾り、ね。
少年じゃあ、さまにならんな。こわいものは、やはり、女・・・・・ 「悪魔の首飾り」
のスレッド誰か作ってくれ
年1レスの規模でもいい。細々やっていこう。 >>64
じゃあ、おれが作ってやろう。
>>62
岡本綺堂に、『影を踏(ふ)まれた女』という短編怪談集がある。
(残念ながら、ある事情があって、おれは他の本と一緒に捨ててしまった。
いまでは多いに悔やんでいるんだが)
でね、諸君は、このタイトルみて、興味わかないかい?
つまり、『影を踏まれた男』じゃあ、読む気はおこらんよな?(笑)
そう言えぁぁ、松本清張に『薄化粧の男』って短編があったな。これは「男」でなくてはダメだな。
もっとも、当今は、厚化粧した野郎もいそうだが・・・・
スレ違いのついでに、付け足しておくと、岡本綺堂の『半七捕物帳』(講談社)は面白いぜ。
しかし、もう絶版かも。
お前等は娯楽作としても一般人に解かりやすい傑作、ベルベットは引き合いに出さないな。
リンチって撮影中、いつも自分の好きな音楽聴きながら撮影してるよな。
奈良美智もそうだが。 デューンとかは見る気まったくしないな。
しかし、この当時の監督、デパルマ・クローネンバーグ・ジョージAロメロとか
本当面白いエグイ監督ばかりだな。 決して奇をてらって言うわけではないんだが、おれは、この映画をみていて、
A.タルコフスキーの「ストーカー」を、いくつかの場面で、連想するんだよ。
例えば、犬。蛍光灯の点滅。水・・・・
ある意味で、この二つの映画は、(映画作家としても彼らは)、全く、対極に位置すると思われるんだがね、
少なくとも、オレの頭の中では、それらは、なんの矛盾も違和感もなく、渾然一体化するんだよ。
>>66 「ブルーベルベット」か。
いや、おれは以前みたことはあるんだが、残念ながら、ストーリーは、
ほとんど忘れてしまったよ。あの歌は少し耳に残っているような気がするが・・・
たしか、この映画で、草っぱらに、人の耳が落ちてたシーンがあったと思ったが・・・
耳ってやつは、よくよく見てみると、奇妙な形をしている。 耳の描き方さえ見れば、その画家の腕前が分かるとは
よく言われることだ >この映画のスレが2ちゃんにない
さんざ語り尽くされたから消えただけだよ
今日たまたまようつべで観てたけど、気色悪くなって脱落した
夜になったら再度試みる >>15
なんとな!加齢のせいだったのか
マルホランド・ドライブならまだいけると思いたい >>72 この映画は人類が生存している間は語られるだろうよ。
>>15 >>73
おれは加齢するほど、この映画が面白くなるんだけどね。ただ、リンチもコメントしてるようだが、妊婦は見ないほうがいいな。
また、生まれたての赤子を育て中の夫婦もみないほうがいい。精神衛生上ね。
ウィクペディアで、マルホランド・ドライブみてたら、以下のようなことが書かれていた。
***
リンチ独特の世界観 [編集]
本作品には、直線的に進行するストーリーが存在しない。現実のシーン、回想のシーン、空想のシーン、夢のシーン、
ストーリーに関わりのなさそうな第三者のシーンなどが説明のないまま鏤められているような印象を与えがちである。
それが誰の「回想・空想・夢」なのか、果たして「現実のシーン」などあるのかという疑問を通常観客は抱きがちである。
そのため日本での公開時は、チケットの半券を持っていれば1000円で鑑賞できるリピーターを推奨するキャンペーンが配給会社(コムストック)により行われた。
また、エンドロール終了後に表示されるパスワードを入手すると、日本語版オフィシャルサイトの特別ページに入ることができる特権が与えられ、
「謎解き」のヒントを入手することもできた。
観客は映画・および入手した情報全体から、それぞれ自分なりのストーリーを作り出し、その世界観を解釈することも出来るし、
或いは幻惑的とも言えるシーン展開に身を任せることも可能である。
こうした手法は、リンチ監督が 『イレイザーヘッド』 『ブルーベルベット』 『ツイン・ピークス』 『ロスト・ハイウェイ』 と言った、
自身で脚本を書いている作品に連綿と受け継がれている。その脈絡の無さ、意味不明さを突きつけられた観客が無理矢理にストーリーと世界観を組み立てる事が、
「人が無秩序な現実世界を前にして、無理矢理に“世界観”を組み立て、人生を“ストーリー”化する」さまを、映画というメディアに投影しているという解釈も出来る。
しかしそれも数ある解釈の一例に過ぎない。
デヴィッド・リンチによる10個のヒント [編集]
以下は、リンチにより提示された、ストーリーを理解するためのヒントである。
映画公開時は、オフィシャルサイトにも掲載されていた。
映画の冒頭に、特に注意を払うように。少なくとも2つの手がかりが、クレジットの前に現れている。
赤いランプに注目せよ。
アダム・ケシャーがオーディションを行っている映画のタイトルは? そのタイトルは再度誰かが言及するか?
事故はひどいものだった。その事故が起きた場所に注目せよ。
誰が鍵をくれたのか? なぜ?
バスローブ、灰皿、コーヒーカップに注目せよ。
クラブ・シレンシオで、彼女たちが感じたこと、気づいたこと、下した結論は?
カミーラは才能のみで成功を勝ち取ったのか?
Winkiesの裏にいる男の周囲で起きていることに注目せよ。
ルース叔母さんはどこにいる?
****
まぁ、リンチに限らず、映画ってものは、観客、各々が勝手に「解釈」すればいいのさ。
それは映画に限らんがね。他人に「解釈」してもらうのは、中学生まで。
所詮、人生は謎。自分で「解釈」「謎とき」しなきゃあ、あかんぞよ。
>>62
Choose a wife on a Saturday rather than a Sunday.
いわく、女は化けものだとさ。おっと失礼、ご婦人がたよ。 べつにだから悪いとは言わんが
Wikipediaにおけるフィクションの解釈は八割くらい間違ってるよ 事情を説明すると長くなるから簡潔に書くけど
マルホランド・ドライブ10のヒントは
全くの出鱈目だよ
その後の取材で明らかになった
ファンサービスのための嘘ならいくらでも吐く 消しゴム頭観た
ヘンリーが働いてた工場は、鉛筆工場なのかね
奇形の赤ん坊は別にああいう奇形じゃなくても、たとえば
顔だけ異様に老けた赤ん坊でもいいんじゃないかと思っていたら、
本当にそんなオヤジがでてきてビビった感想
>>78
あのヒント出鱈目なのか
よくできた嘘だな >>57
>ラジエータの少女結局何者だったんだ
まあ、日本人に翻訳すると、例の、お多福じゃあないかねぇ。
http://www.google.co.jp/images?hl=ja&q=%E3%81%8A%E5%A4%9A%E7%A6%8F&um=1&ie=UTF-8&source=univ&ei=mS1jTIv5M4aivgO-vNGeCg&sa=X&oi=image_result_group&ct=title&resnum=4&ved=0CDYQsAQwAw
福をよびこむ女さ。
この映画のラストで、ジョン・ナンスが、この女の胸に顔をあて、
うっとりとした顔をするじゃあないか。この女が歌うよな。
In heaven everything is fine , in heaven evrything is fine ・・
ある種の救済願望。闇と、かすかな光の混在だよ。 >>79
>ヘンリーが働いてた工場は、鉛筆工場なのかね
ヘンリーは印刷工って言ってるから、働いてたのは、フィアデルフィアの、どこぞの印刷工場じゃあないかい。
>>81
ヘンリーの言うことはそのまま信用していいのかもわからなかった
休暇中というのもどうなのか… 女や子どもに対する恐怖の陰に、
別のタイプの恐怖が2、3あるかなと スポットのあたる舞台は、マルホランド・ドライブでも、願望や理想の象徴として演出されている
ラジエーターの歌い手は、女や赤ん坊に対する恐怖は壊したが、・・・
メアリーとの一件が起こる前からヘンリーは妙に不安定だった
ラジエーターの中にすでに何かがチラついていたことからも、それはわかる 向かいの部屋の売春婦?に声をかけられたから
違う・・・その前にアパートメントに戻る途中で、泥水に足をとられている
沈んで逃げられない
赤ん坊が成人になったような男
恐怖と嫌悪は別のものだね どうも、この映画は「語る」人向きの映画じゃあないらしい。
とりあえず、上げておこう。 昔のビデオ雑誌か何かに
米版ビデオと日本版ビデオは音声が違うとか書いてあった、
(わざわざ日本でだすビデオ用に編集しなおしたとか)
その後オレは見てないが完全版とかいうのが出たり
ドラマ編のCDが出たりで
いったいリンチは何がしたいんだろうかと思ったな。 きのう、ラジオ(NHK FM、10時am頃)聞いてたら、誰か、そう喋ってたよ。
子耳にはさんだだけだので、正確には分からない。
本人が歌ってるらしい歌も聞こえてきたよ。あまり、うまくなかったな。
これは↑じゃあないが・・・
http://www.youtube.com/watch?v=63y6WUg5nZ4&p=6F02BB50102C3F23&playnext=1&index=95
↑
やはり、おれには、この映画は、リンチの「動く絵画集」だな。
エレベーターに乗る場面の「間の悪さ」。「バートン・フィンク」に似ている。
というより、「バートン・フィンク」が、この「イレーザーヘッド」の場面を、いただいたのだろう。 ↑の「不快な」ノイジー・サウンドが、実に、いいのじゃ。諸君、分からんかね。
リンチは、この線を、突き進むべきだった。
「観客」など、クソ食らえだ。
「悪魔の首飾り」で、トビーことテレンス・スタンプが、インタビューで、答えるじゃぁないか。
Q「貴方が最も軽蔑する者は?」 A「俺の観客さ。」
Q「映画の批評家は?」 A「奴らは、なにも、わかっとらんのです。」 リンチはグランギニョールとアウトサイダーアートとノイズをシャッフルし、
ハリウッド製の金ピカ箱から鳩を取り出し観客に提示する。
カタカナばっかだと読みにくいんだね。勉強になるなあ。 フツウニヨメルデショ、シャチョサンアタマワルーイネ。 >>95
リンチも食っていきゃぁ、なんないし。むずかしい、ところだ。 リンチはいつも好きな音楽聴きながら撮影してるからな。 おお、懐かしい!
当時、怪しげなポスターに惹かれて見に行ったっけなあ・・・
それまで観てきた映画とは異質の雰囲気にドキドキしながら観た
なんたってクリーチャーの「痛みこそ快楽」を体現しているデザインが秀逸!!
あのピンだらけの頭部には身悶えしたよ(苦笑) 尼でBOXと単品半額だよ。
BOX買ったらボールペンとかついてきた。
発売日に買わんでよかった 見ながら大江健三郎の個人的な体験を思い出してたよ
まあこの作品どう考えても意味がないと思うけどw
首スポーン!→鉛筆はワロタ
てか、感心したわ 大江健三郎?
ノーベル賞なんか、いらねぇー、ってたら読む気になってかも。
つまんねぇ。 >>102
夜釣りっすか。そりゃ「ヘルレイザー」w
あの頭、板で叩きたかったなーw 深夜アニメでパロってたからこれから一人で観てみる
鬱が増すかな イヴに一人で観るもんじゃなかった…
赤ちゃん気持ち悪い 見る時期を間違えましたね。
これは風通しの悪い真夏の四畳半で全世界を呪い、汗だらけになりながら見るべき映画です。 でも見て少したつと
なんだかんだもう一回見たくなる キャンディキャンディ思い出した
あの左右にフランスパンぶら下げた様な髪形の意地悪キャラwww >>121
亀過ぎるけど
「パンティ&ストッキングWithガーターベルト」
でほんとにちょろっとだけ。
彼女の親とお祖母さんが凄く気持ち悪かった。
赤ちゃんは思ってたより可愛いけど病気でブツブツは気持ち悪い。
八景島で売ってるウツボのボールペンに似てるw >>123
なるほど
トン
リンチの初期の短編The Alphabetがかなりイレイザーヘッド色強いな
Youtubeで見れる 八景島でデートをした懐かしい日。あの人は元気でいるのか ブレード・ランナーかなんかかの併映で予備知識や先入観なしに見ちゃったから
ぶっ飛んだわ。首ちょんのシーンでは椅子から飛び上がりかけた。良い経験した。 ゴシゴーシ
「削除なんて迷惑」という発言が元で生まれた邪悪獣。
何でもかんでも消して透明にしてしまう。 >>128
地球防衛組おつ
4月にブルーレイ、デジリマ版DVDの廉価出るのね。 別に異形の生き物への慈しみなんて無いんでしょ?この人。 この時期のリンチとクローネンバーグはどっちが異形の生き物への慈しみ有るんだよ? 久々にまた見たくなってきたなあ
ツタヤいかなあかん 作風は全然違うのに、イレイザーヘッド観てリンチにエレファントマンを撮るチャンスを与えたのがメル・ブルックス。すごい慧眼だな >>141
さらにメルはクローネンバーグにザ・フライを撮らせたりしてるし。
天才は違うよね。 クローネンバーグに撮らせるのは普通だろw
ハイスクール物撮らせたってなら凄いが。 完全版の方初めて観たけどすげぇ・・・
WOWOWで高画質で観れてよかった オリジナル版、にっかつ版、完全版の
バージョン違いの詳細がわかるサイトとかないですか? 単純に男性のマリッジブルーを描いた映画だと思うんだけど違うの? 単純に〜とは言い切れない映画だなって認識でみんな話してるわけで 一番最初のサウンドトラックのやつの(にっかつビデオのやつ)DVDがほしい
最初のが好きだったんで音楽変わると調子狂ってのれない 見た後ちょっと頭おかしくなったわ。
いままで気にしなかった自然の音とか生活音がリアルに聞こえた。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています