荒野→夕陽→続夕陽→ウエスタン
と、西部劇を改めてまとめて順番に観てみたんだが
(夕陽のギャングたちは未見)
黒澤の模倣から始まって、一本撮るごとに自分のカラーを
確立してゆく成長と変貌の過程が、分かりやすいぐらい分かる
個人的には、黒澤の影響とレオーネ節が、まだちょうど五分五分
ぐらいでブレンドされてる感じな夕陽が好き

しかし、荒野の時は、黒澤の元ネタを、より簡素に短く削ってゆく
作業をした監督が、予算と権力を与えられた途端、
長い上映時間、冗長なほどの間の入れ込みと、逆の作業をし出したのは、
皮肉というか・・・それが必然だったのかもしれんけど