書店で「キング・コング入門」 (映画秘宝セレクション)という本を見つけ
「おっ!」と飛びついたが、内容を見てがっかり。
コング映画について、ある程度知っている人なら誰でも書けそうな本ではないか。
資料的にも作品論としても目新しいところは無く、買う必要など
まったく感じられない代物であった。

思えば、PJ版の製作が発表され、期待が高まっていた時期、
コングの愛が一方的でなく、(ギラーミン版のように)美女が
コングに同情的という情報を聞いた瞬間、俺の期待は
完全に崩れ去ったのだった。
それ以来、PJ版には一切期待しなかった。
かなり後に安売りされていたPJ版DVDを観て、
期待しなくて正解だったと思ったものだ。

美女がコングに同情的……PJ版のこの点を批判する人が意外に少ないのは
どうしたことだろう?