>>27
マイノリティを描こうという意識はなかったんじゃないかと思います。鹿狩りをする若者は少ないかもしれませんが、
他の点について言えば、どこにでもいる普通のアメリカの若者達だったと思いますよ。

侵略戦争というよりも代理戦争と言っておいた方が無難だと思いますが、実際に戦争に行った殆どの若者たちにとって、
どんな戦争なのかなんて関係なかったんじゃないかと思います。おそらく、そうした視点で描いてあるのと、もともとチミノには
戦争および戦場をまともに描く気が全くなかったんだと思います。ロシアンルーレットでデフォルメしたんだという話には
頷けますが、それにしてもです。戦場シーンに切り替わったと思ったら、いきなり3人が再会して、ロシアンルーレットで
他の捕虜が全員死んでも3人だけは生き残って、脱出して。あまりにも都合が良すぎますw でも、その中に描きたいものが
あったんでしょう。そして見事に描かれてあると思います。タカ派だの右翼だのが喜ぶ要素は一つもありませんでした。