あの親父、稼ぎがあるだけマシだけど、ロクデナシだよな。
妻子もあるのに、昔の女に未練たらたらで手紙まで書くし、家出しようとして寝過ごすし、結構自分勝手な奴。
スペイン内戦を免罪符にしている元全学連みたいな感じ。
嫁さんはそんな亭主のことを判ってるから、諦めて黙ってるけど、結構鬱積してる。
次女も、そんな親父の変人さは充分判ってるけど、それも含めて大好きで、最後は更なる理解を求めて父親の故郷に旅立つ。

名作だよな、本当に。