>不倫をするような薄汚い女の自己肯定ストーリーなんて大嫌いだと

不倫物の女主人公は多かれ少なかれ独善的な態度を取るわけですが、
フランチェスカにしても例外ではなく自分の置かれた現状をキンケイド
に被害妄想タップリに語る場面でそれは発揮されます。
そこには同じ生活を共有している夫にも同じ様な不満や孤独感が
あるのではないか?何より夫にだって自分以外の選択をしていれば
別の幸せがあったのではないか?という思慮はスッポリと抜けています。
勿論、そんな配慮をすれば主婦=家庭の犠牲者という不倫物の定石を
外す事になるので出来るわけもありませんが。