「突撃」はキューブリックの企画にダグラスが乗ったのだが
ハリウッド作品になるというのでキューブリックは
大衆受けを狙い脚本をハッピーエンドに書き換えてしてしまった
ダグラスはそれを見て、こんなクソだったら作る価値が無い元に戻せ、と激怒
現在の形で残る事となった

「スパルタカス」ではアンソニー・マンの後釜でキューブリックが呼ばれたのは有名
既に出来上がった脚本どおりにスタートとカットを言っただけだが
最終段階で脚本名ダルトン・トランボの扱いで議論していると
一言も書いてないキューブリックが、脚本は俺の名前にすればいいと言い出し
呆れたダグラスがトランボの名で出すことに決定
アカデミー賞でもキューブリックの売り込みキャンペーンは派手だったようだ
それを無視された形となり恥じの上塗りをした「スパルタカス」なので
後に忌み嫌うようになったのかも

キューブリックは案外、俗物の一面も持つオッサンだったな