朝が来て、目を覚まし、重く疲れた頭をもたげる
 昨日の寝床は古コートの枕と大地のベッド
 一体俺はどこに向かっているのだろう?
 昨日の行方だって神のみぞ知る
 まるで逃げまどう悪魔のようさ
 それとも6連発銃を愛し、風にゆられる蝋燭なのかも

 この世に生を受けたとたん罪を背負ったのだと人は言う
 何も手にしちゃいないのに、罪だけをいただいたってことか
 俺はどうやら指名手配されているらしい
 そうか俺はお尋ね者なのか
 俺は子馬のようにお前の小屋に匿われている。
 まるでカインとアベルの関係のようさ
 さあ、捕まえられるものなら捕まえてみろ

 俺は栄光の炎に落ちていく。どうか包み込んでくれ
 でも真実も知って欲しい
 俺は決して先に銃を抜かなかった。誓ってもいい
 それなのに最初に傷ついたのは俺の方だった。
 こんな俺を「ヤングガン」と呼んでくれ

 俺に良心のありかを尋ねるお前にこの魂を捧げよう
 「賢い大人になれるの?」と聞くが、その前に俺は大人になれるのだろうか?
 「人を愛する気持ちを知っているの?」「雨の中で歌を歌いたい気持ちになれるの?」
 とも聞くが、俺だって愛の訪れをこの目でみたことはあるんだ。
 ついでに、その愛が撃ち落とされ、むなしく死んでいくところまで見てしまったのさ。